上三原田の歌舞伎舞台

最終更新日 2020年1月23日

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上三原田の歌舞伎舞台

旧赤城村地区の指定文化財の指定文化財の指定文化財で紹介していますので、ご覧ください。

見学について

赤城歴史資料館へ電話・FAX(0279-56-8967)で事前にお申し込みください。

公開について

毎年11月上~中旬に、舞台操作の練習と地元の三原田小学校歌舞伎クラブの歌舞伎発表などを公開しています。詳しい日時は、決まり次第HP等でお知らせします。

舞台装置・機構の紹介

こちらから、平成27年に撮影した舞台装置・機構についての映像がご覧いただけます。

youtube渋川市公式アカウント(新しいウインドウが開きます)

創建200年祭

上三原田の歌舞伎舞台は、文政2年(1819)の建立とされ、令和元年(2019)に200年の節目を迎えました。これを記念して「創建200年祭」と題した公演を11月2日(土曜日)・3日(日曜日)の2日間に渡って実施し、約4,000人の来場者を迎えました。このときの様子を紹介します。

観客席の設営

この舞台の観客席は、昔から上三原田地区の人達の手により公演のたびに設営され、公演が終わると取り壊されてきました。使用する材料は地元の杉や松、雑木などの材木と、養蚕地域ならではの養蚕かごや竹、ミナガワ・荒縄などで、手間暇をかけて設営されています。(現在はミナガワや荒縄等は購入しています)

その規模は「ハネギ何本掛け」(ハネギとはアーチ状の屋根の骨組)と表現され、200年祭では最大規模の「ハネギ7本掛け」で設営されました。幅約20m・奥行き約30m・収容人員1,000 人を超える観客席が、6月末から10月中旬の土日に、34日間・延べ754人の労力をかけて設営されました。この観客席の設営から解体までの様子を数点の画像で紹介します。

材木の下見 安全祈願
使用する木材を選びます。(特に『ハネギ』選びは、1本の丸太をアーチ状にしならせるので慎重です) 作業を始める前に、地元の神社で作業の安全と公演の成功を祈願します。
木材の選別 柱の設置
運び込まれた材木を観客席用地で選別します。 カラマツの木を1箇所につき3本柱にし、3.6m毎に南北対称に14ヶ所埋設します。
ハネギの設置 ハネギの結束作業
14ヶ所の柱に桁木を載せ、ハネギを架設します。ハネギは18mほどの根付きの1本杉です。 ハネギの先端にロープを縛って下から引張って曲げ、番線で結束してアーチ状にします。
ハネギ結束完了 8 母屋竹の結束作業
7本のハネギのすべての頂点が舞台の中央と直線上に並び、 きれいな7本掛けのアーチとなりました。 ハネギとハネギの間に『母屋竹』を架け、番線で結束します。
9母屋竹の結束 舞台未接続 母屋竹の結束完了
この段階では、観客席と舞台とは未接続です。 母屋竹の結束が完了しました。等間隔に架設され、きれいな直線の影が伸びています。
垂木竹の設置 母屋と垂木の結束
母屋竹の架設が完了したら、『垂木竹』をハネギと水平に、母屋竹と垂直に架設します。 母屋竹と垂木竹の交差する1,100 ヶ所以上を、荒縄で『箱結び』で結びます。
母屋竹と垂木竹の縄結束 高桟敷の装飾
屋根の上に登っての結束作業です。観客が見上げる下側に結び目がないよう、縄目に隙間がなく3本になるよう仕上げます。 『高桟敷席』の装飾は、今回は割竹の格子で飾り付けました。30~80代の協同作業です。
亀甲縛りを学ぶ 養蚕かごで仕切る
高桟敷席の手すりの装飾は、1本の荒縄で亀甲に縛っていくため難しく、年長者から指導を受けながらの作業です。 会場内の仕切りは、養蚕地域ならではの『養蚕かご』を使用します。
公開見学会 花道と下座の設置
200年祭では、観客席の設営途中に公開見学会を実施し、約130名が参加しました。 屋根の骨組みが完了したら、『花道』と『下座』を設置します。
小屋掛けの養蚕かご 屋根のムシロ敷き
舞台周囲を囲う『小屋掛け』にも、養蚕かごを使用します。 屋根の上は『ミナガワ』(ムシロ)を敷いて覆います。
ガンドウ返し 台風被害
舞台周囲の小屋掛けに目途がついたら、舞台の壁板を倒し、床を拡張します。(ガンドウ返し) 2019年は、台風19号などの大きな自然災害が全国で発生し、この舞台も設営完成間近になって被害がありました。
婦人部による清掃 設営完了・照明点灯点検
最後に上三原田自治会の婦人部が、舞台内部を清掃を実施します。男衆(オトコシ)も女衆(オンナシ)も協力して来場者を迎えます。 200年祭のために新調した照明が点灯し、 観客席の設営が完了しました。
解体中 解体撤去完了
11月2日・3日の2日間の公演が終了し、元の状態に戻すため、11月下旬から12月上旬に4日間かけて観客席を解体しました。 観客席の解体が完了し、舞台を閉じて、また11月の公演まで静けさが戻りました。

公演の様子

創建200年祭では、渋川市内の歌舞伎保存団体・地元小学校の歌舞伎クラブだけでなく、この文化財の活用の可能性を広めるため、現代劇や剣舞など歌舞伎以外の上演も行いました。

11月2日(土曜日)第1日目  
空撮 快晴の空の下で開演を待つ
赤城山西麓にある上三原田の歌舞伎舞台
(画像左中段)
快晴の下、開演前の状況
木遣り入場 開会挨拶
上三原田歌舞伎舞台操作伝承委員、総勢80名による木遣り入場 創建200年祭実行委員長である髙木渋川市長の開会挨拶
供養祭 津久田人形三番叟
公演前にこの舞台の建造者永井長治郎の供養を地元の天龍寺と興禅寺の住職が執り行う 津久田人形操作伝承委員会桜座による三番叟
金管発表 白波 口上
三原田小学校4~6年生の金管クラブによる金管楽器演奏 三原田小学校歌舞伎クラブによる白波五人男稲瀬川勢揃いの場 前口上も小学生が行った
舞台操作(下の二重上げ) 白波
三原田小学校歌舞伎クラブによる白波五人男稲瀬川勢揃いの場 取り手が奈落からせり上げるのを待つ 三原田小学校歌舞伎クラブによる白波五人男稲瀬川勢揃いの場 客席からおひねりが飛ぶ
舞台操作 内藤聡
上三原田歌舞伎舞台操作伝承委員会による舞台操作披露 舞台操作の説明をする伝承委員と司会の内藤聡さん
奈落の若手 上の二重下げ
奈落の伝承委員の皆さん 上の二重をせり下げる操作の状況
津久田人形 鎌三 萩原朔実
津久田人形操作伝承委員会桜座による鎌倉三代記七段目三浦別れの場 前橋文学館長萩原朔美さんによる特別講演「仮設の美」
シェイクスピア シェイクスピア 客席
演劇プロデュースとろんぷ・るいゆによる『農村舞台でシェイクスピア!!』「夏の夜の夢」 客席に混じって演じる役者さん達
赤城古典 安三 役者の化粧
赤城古典芸能保存会による奥州安達ヶ原三段目袖萩祭文の場 楽屋では役者の化粧・着付けに大忙し
舞台裏は多忙 野田香里 トーク
舞台袖は役者と舞台操作者であふれる 野田香里さんKabukifilmによる映像・トーク「映像とともに、夜の舞台を楽しもう」
趣きあるチョーチン 伝承委員 集合写真
趣きのある提灯の明り 1日目が無事終了して集合写真
11月3日(日曜日)第2日目  
三番叟 伝承委員 渋川子ども 太十
上三原田歌舞伎舞台操作伝承委員の2名による三番叟 渋川子ども歌舞伎による絵本太功記十段目尼ヶ崎閑居の場
出演者との調整も真剣 野田香里 講演
出演者との調整にも熱が入る 野田香里さんKabukifilmによる講演「200歳を迎えた舞台に、ありがとう」
小鹿野 熊谷陣屋 剣舞
小鹿野歌舞伎保存会(埼玉県小鹿野町)による一谷嫩軍記三段目熊谷陣屋の場 心彰流剣舞剣彰会による剣舞八題
半田 良弁杉  
半田歌舞伎坂東座による良弁杉春日の由来二月堂の場  

 

地図

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渋川市教育部文化財保護課文化財保護活用係

群馬県渋川市北橘町真壁2372番地1
電話番号 0279-52-2102
ファクス番号 0279-52-4008
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