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タバコについて

タバコの害

  タバコの煙に有害物質が多く含まれていることは有名ですが、どのくらい含まれているかご存じですか?なんと煙の中には4,000種類を超える化学物質が含まれており、その中に60種類以上の発がん性物質が含まれています。これらが健康に及ぼす影響は、肺がんやCOPD(慢性閉塞性肺疾患)、心疾患などの病気のリスクが非常に高くなります。また、女性の場合は、非喫煙者に比べて早産や流産などのリスクが高まるほか、低体重児になりやすい報告もあります。

ニコチン依存症とは

  タバコを吸う人だって、タバコの害悪についてはよく知っているのですが、そう簡単にやめられません。タバコがやめられないのはなぜでしょうか。それはニコチン依存症という病気だからです。

  タバコを吸うとリラックスしたり、落ち着いたり、間を持たせたり、また食後の一服やお酒の席などのタバコは、吸う人には欠かせません。これらの多幸感は、タバコに含まれるニコチンにより、脳内分泌物であるドーパミンを放出させることによる多幸感です。これが常習化すると、体内のニコチン濃度が低下した時、そわそわしたりイライラしたりする禁断症状が現れます。この禁断症状を逃れるためにまたタバコを吸ってしまいます。これがニコチン依存症という病気のシステムです。

受動喫煙について

  タバコの煙に含まれる化学物質については、上記でもあるとおり4,000種類を超えています。タバコの煙は、喫煙者が吸い込む「主流煙」、タバコの先から出る「副流煙」、喫煙者が吐き出す「呼出煙」がありますが、有害度は主流煙より副流煙の方が高く、病気のリスクが高まると言われています。タバコを吸わない人がこうした煙を吸い込むことを受動喫煙といいます。特にこどもにはその影響が大きいので、タバコを吸う人は注意が必要です。小さいこどものためにも、受動喫煙のことを念頭に置いて、喫煙マナーを守りましょう。

禁煙のメリット

  タバコを吸っている人は、体力が落ちた、息が続かなくなったなど感じたことがありませんか?禁煙をして一番大きく感じることは、体力の回復です。タバコを吸うと大量の一酸化炭素を吸入します。一酸化炭素は、酸素を運ぶ赤血球と結びつく力が酸素の200倍もあるため、酸素の供給が低下してしまいます。禁煙をすることにより、酸素の供給が通常に戻り、運動をしても呼吸が楽になるだけでなく、若返りの効果も期待できます。

  また、禁煙をすると時間の経過とともに、下記のような効果があらわれます。

  1. 20分後 血圧や脈拍が正常化し、手足の血行がよくなる。
  2. 8時間後 血液中の酸素濃度が正常化し、心臓発作を起こす危険率が低下し始める。
  3. 24時間後 体内から一酸化炭素が除去され、肺の汚れが消え始める。
  4. 48時間後 体内のニコチン濃度がゼロになる。
  5. 72時間後 呼吸が楽になる。
  6. 2から12週間後 体全体の血液の流れがスムーズになる。
  7. 3から9カ月後 肺の機能が5から10パーセント上昇し、咳や息苦しさ、ぜんそくなどが改善される。
  8. 5年後 心臓発作を起こすリスクが喫煙者の約半分になる
  9. 10年後 肺がんになるリスクが喫煙者の約半分、心臓発作を起こすリスクが非喫煙者とほぼ同じになる。

  あくまでも一般的にですが、タバコをやめると多くのメリットがあります。もしタバコのことで気になっていたら、これを機に禁煙してみてはいかがでしょうか。健康保険等が使える禁煙外来もありますので、こういったものを利用して無理なく禁煙しましょう。


掲載日 平成27年8月29日 更新日 令和2年11月11日
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