新型コロナウイルスに関する市長メッセージ(令和2年6月1日)
今日から6月。もうすぐ梅雨入りを感じさせるような曇り空の下、元気に登校する子どもたちの姿を久しぶりに見ることができました。
分散登校という形ですが、今日から市内の小中学校が再開しました。学校の再開にあたっては、市の対策本部において何度も協議を行い、分散登校の方法、教室の分散など校内で「密」を避けるための工夫、消毒液の配布など、子どもたちの安全に十分配慮するよう様々な対策を行ってきました。
私自身、3か月ぶりの学校再開が待ち遠しく、子どもたちがどのような環境で学校生活を再開したかが気になりました。本日、小中学校、放課後児童クラブを午前午後の時間のとれる範囲で少しですが見て回りました。直接子どもたちの姿を見て安心するとともに、やっと少し普通の日常が戻ってきたような実感がわきました。
半月後には通常登校になります。前のようにおしゃべりをしたり、みんなで机を囲んだりはできませんが、給食も一緒に食べられるようになる予定です。
しかし、一部の地域では再び感染者が拡大している地域もあり、まだまだ予断を許さない状況が続いています。日々感染拡大が続いていた状況が一旦落ち着いただけで、新型コロナウイルスが私たちの生活の中に潜んでいることに何も変わりはありません。ですから感染者が出ていなくても油断せず、仮に感染者が出ても冷静に対応し、しっかりと対策を講じながらこのウイルスと共存していくことが大切になります。
今朝は、多くの交通指導員などの方達が交差点などに立ち、子どもたちの通学を見守ってくれていました。子どもたちの笑い声や元気な登校風景が当たり前に見られること、また子どもたちを優しく見守ってくれる人たちに支えられて今日が迎えられたことを、心から嬉しく思いました。
長い休みが続きましたので、休校明けの子どもたち、また保護者の方達には、心身ともに負担を感じることもあるかと思います。
焦らず徐々に慣らしながら、新しい生活様式を取り入れた、「新しい学校生活」を力を合わせて始めていきましょう。
令和2年6月1日
渋川市長 髙木 勉