新型コロナウイルスに関する市長メッセージ(令和2年8月12日)
昨日は高気圧に覆われ、伊勢崎市で県内史上最高の40.5度を記録しました。夏の盛りとはいえ、体温を上回る猛暑に、特に高齢者の皆さんの健康が心配です。適切な冷房の使用、こまめな水分補給、バランスの良い食事など、熱中症の対策を万全にして、暑い毎日を乗り切っていただきたいと思います。
加えて、今年はマスクを着用しているため、一層暑さへの対策が必要です。
先日、厚生労働省からも、「新しい生活様式における熱中症予防行動のポイント」が示されました。マスクについては、飛沫拡大防止に有効であるとしながらも、着用により体温や心拍数が上昇し身体に負担がかかるため、屋外で人と十分な距離が確保できる場合は、マスクを外すよう促しています。
無理をせず状況に合わせた工夫をしながら、新しい生活様式を実践していきましょう。
新型コロナウイルス感染症により、様々な事が一変してますが、お盆の時期の過ごし方にも大きな影響が出ています。感染拡大を心配する気持ちからか、帰省する人、特に首都圏から移動する人たちに対し、心ない一方的な批判が浴びせられているとの報道が、連日のように伝えられています。
毎日、多くの新規感染者数が発表され、クラスターによる集団感染などの報道を目にすると、誰もが心配になると思います。しかし、その心配や不安が、他人を責める心ない言動や行動になってしまうのは、とても残念なことだと思います。
県外ナンバーの車を見つけても、近くに帰省してきた人がいても、どうかむやみに恐れず、自分自身ができる感染対策をしっかり行っていきましょう。そして、むしろ「おもてなし」の気持ちを持って、渋川に来る人を温かく迎えてあげてください。
一方、この時期に渋川市へ観光でお越しになる方、帰省される方などは、市民の皆さんが不安に思わないよう、しっかり感染対策を講じ、責任のある行動をお願いいたします。熱がある、体調が悪い等の場合は外出を自粛し、万が一の感染拡大につながらないようご協力をお願いします。
お互いがそれぞれの立場を理解し合い、思いやりの気持ちを持つことが、不安を解消する唯一の方法だと思います。新しい生活様式の実践も、相手を感染から守るための行動です。
人と会うことが多くなるこの時期だからこそ、うがいや手洗いの励行、検温、人と人との距離をとり3密を避けること、対面や大勢での食事を控えることなど、もう一度「新しい生活様式」を再確認し、先祖に感謝を示すお盆の時期を、大切な人と安全に過ごすよう気をつけていきましょう。
令和2年8月12日
渋川市長 髙木 勉