新型コロナウイルスに関する市長メッセージ(令和2年11月28日)
本日から、群馬県の「社会経済活動再開に向けたガイドライン」警戒度が2から3に引き上げられました。県全体で、新型コロナウイルス感染症への警戒を強め、感染拡大の防止を図ろうとするものです。
連日報道されている全国の感染状況をみると、「第3波」といわれる厳しい状況にあり、一日あたりの新規感染者数や重症患者数を見ても重大な局面であると感じています。
改めて、市民の皆さんに、3密となる場所への不要不急の外出の自粛、新しい生活様式の実践をお願いしたいと思います。
新しい生活様式では、換気をよくする、人と人との距離の確保、マスクの着用、手洗いによる手指消毒、食事は対面でなく横並びになどの行動が求められています。「感染しない、感染させない」ためにも、一人ひとりが毎日の生活の中でしっかりとこのことを守り、実践してくことが大切です。
これから年末に向かい、例年ならば、職場や家庭などで懇親の場が数多く設けられる時期でした。今年は、感染状況に応じた判断をお願いするとともに、実施する場合でも少人数や飛沫が飛ばないなど感染リスクを減らす工夫をお願いします。
市内各世帯に郵送した、市内の小規模飲食店を応援する『食べて応援!味彩クーポン』も、来月から使用が開始となります。ご利用の際も、必ず新しい生活様式を実践し、テイクアウトも活用するなど感染防止と経済活動を両立させる上手な活用をお願いします。また外出の際は、ぜひ、接触確認アプリなどを活用していただきたいと思います。
警戒度が引き上がった今、改めて3つの事をお願いし、市民の皆さんで思いを共有できたらと思っています。
1つ目は、もちろん、自分のためにも、周りの人のためにも、ぜひ、感染の防止に努めていただきたいと思います。
2つ目は、気をつけて生活をしていても、この感染症を完全に防ぐことはできません。もしも身近の人が感染しても、市内から感染者が発生しても、感染者の特定をしたり、いわれのない誹謗中傷を行うなどの行為は、絶対に行わないでください。悪いのはウイルスで、感染した人ではありません。
3つ目は、日々、感染リスクを背負いながら検査や治療にあたってくれている医師、看護師など医療関係者の皆さんの献身に、改めて心からの感謝と敬意を表しましょう。繰り返しになりますが、第1波の頃に一部報道されたような、医療関係者の皆さんへの誹謗、差別などは絶対にあってはいけないことです。
未知のウイルスとの戦いは長丁場となり、今はまだいつ収束するのか見通せない状況です。気を緩めず皆で力を合わせ、「新しいコロナと共存する生活」を頑張っていきましょう。
令和2年11月28日
渋川市長 髙 木 勉