新型コロナウイルスに関する市長メッセージ(令和2年12月28日)
日本で最初に新型コロナ陽性者が確認されたのが、1月16日でしたので、昨年の今頃はウイルスの事など何も心配なくいつも通りに年末年始を過ごしていました。2月に入り急激に事態が変わり、クルーズ船での感染の拡大、3月の小中学校の全国一斉臨時休校、緊急事態宣言や外出自粛と未知のウイルスとの戦いは続きました。
そして今、第3波といわれる感染拡大が続き、全国でも連日、感染者数、重症者数が増加し、医療体制もひっ迫の度合いを深めています。また、最近では、新型コロナウイルスの変異種の確認という、新たな心配な事案も報道されています。
これまでの年末年始は、多くの人が集まり賑やかに過ごす楽しい時期でした。しかし、どうか今年は「我慢の時期」ととらえ、何とか感染拡大を食い止められるよう静かに過ごしていただきたいと思います。
また改めて、マスクの着用、手洗いの励行、こまめな換気、毎日の検温、密集する場所や感染拡大地域への不要不急の外出の自粛など感染リスクを減少させる行動を実践してもらうことをお願いします。少しでも体調の優れない場合は無理をせず安静に過ごし、発熱などの症状がある場合はかかりつけ医(年末年始は休日当番医)に早めに相談をしてください。
今年はプロスポーツも無観客での開幕となりましたが、年末年始に行われる駅伝なども沿道での応援が自粛されています。今年はテレビ放映での応援となりますが、選手の頑張る姿から、今の試練を乗り越える勇気をもらえることと思います。
またこのような状況の中、高校や大学などの受験を控えている子どもたち、保護者の皆さんは不安が多いことと思いますが、どうかこれまでの努力を信じて強い気持ちで頑張ってください。
『明けない夜はない、止まない雨はない』私の好きな言葉の一つです。今はまだ、新型コロナの収束も見通せず、更に厳しい状況が続くように思えてしまいますが、皆で乗り越え、克服できるときが必ずきます。
再度のお願いになりますが、「感染しない、させない」ことを最優先に、そして近くの方が万が一感染してもその行動を詮索したり、いわれのない誹謗中傷を行わないよう、改めて冷静な思いやりのある行動を心掛けてください。
今こそこの困難、試練を乗り越えるため、市民みんなで心を一つにし、来たるべき新しい一年に期待を込め、希望を失うことなく頑張りましょう。
令和2年12月28日
渋川市長 髙 木 勉