新型コロナウイルスに関する市長メッセージ(令和3年1月8日)
群馬県でも、昨日は過去最高の83人の新規感染者数を確認し、全国でも7,551人と3日連続で一日あたりの最多を更新しています。
見えないウイルスとの戦いは、想像以上に厳しい状況にあります。収束の時期も見通せない中、更に制約のある生活を送らなければならなくなることに、希望を失い、先行きの見えない生活に不安や戸惑いを覚え、絶望的な気持ちになる人も多いと思います。
しかし、いつか必ず収束すると信じて、今こそ市民みんなで、支え合い、何とかこの難局を乗り切る勇気を持ちましょう。
一人ひとりが、コロナ禍で当たり前となっている「マスクの着用」「毎日の検温」「手洗いの励行」「3密の回避」などの新しい生活様式を日々実践してもらうこと、また「うつさない、うつらないためのリスク回避」を念頭において行動してもらうこと、このことをぜひ徹底していただきたいと思います。
今週末には、大幅に時間を短縮し2部制で成人式を行いますが、県内では、若年層の方の特に飲食の場での感染事例が多く報告されていると聞いています。懐かしい友達と再会しても、飲食や会合を行う事はせず、成人として節度を持った責任のある行動をお願いします。
大切な人の命、平穏な日常を守ることは、一人ひとりが自覚を持ち、新しい生活様式を実践し、我慢と努力を積み重ねていくしかありません。
市内でも連日数名の感染者が確認されています。再三のお願いになりますが、不幸にして感染してしまった方に対して、居住地や行動歴を詮索したり、いわれのない誹謗中傷を行わないよう、冷静で思いやりのある行動をお願いいたします。
医療体制も予断の許さない状況となっています。感染拡大が続く中、医療関係者の皆さんは強い使命感を持って、懸命に検査や診察、治療にあたってくれています。改めて感謝の気持ちを強く表すとともに、これ以上医療関係者の皆さんに負担をかけないよう「うつらないための行動」を実践しましょう。
『寒さにふるえた者ほど太陽を暖かく感じる。人生の悩みをくぐった者ほど生命の尊さを知る』
「自由詩の父」といわれた、アメリカの詩人ホイットマンの言葉です。
感染におびえ、不自由を強いられている今は、寒さにふるえている真っただ中ですが、その中にあるからこそ、家族や地域の絆、これまで何不自由なく行動できたことの有り難さ、何より命の尊さなど多くの大切なことに気付かされました。
緊急事態宣言の一カ月間、また県内において外出自粛が要請されている1月25日までの間は、更なる我慢の期間です。救える命を守るための行動を徹底し、この難局を共に乗り切っていきましょう。
令和3年1月8日
渋川市長 髙 木 勉