新型コロナウイルスに関する市長メッセージ(令和3年5月3日)
本来ならば大型連休を迎え、多くの方が行楽や帰省などで遠くへ自由に移動して、渋川市にもたくさんの観光客が訪れていたことと思います。
昨年の同時期は、全国一斉の緊急事態宣言の真っただ中にあり、伊香保温泉や市内の行楽施設も火が消えたように閑散とした状況でした。
そのため、今年の春にかける期待はとても大きなものがありました。
しかし、今年も新型コロナウイルスの感染が全国的に拡大し、関西圏、首都圏だけでなく、県内でも連日80人を超える新規感染者が確認されています。
新規感染者数だけでなく検査陽性者数、病床稼働率も深刻な状況となっています。一昨日は、全国の一日あたりの新規感染者数が5,986人となり、2度目の緊急事態宣言解除後の最多を更新。昨日は、全国の新型コロナの重症者数が過去最多の1,084人を更新し、これまでにないペース、人数で全国的な感染拡大が続いています。
そのような中、5月1日に警戒度3に引き上げられたばかりの県の社会経済活動再開に向けたガイドラインが、明日の5月4日から最高レベルの警戒度4に引き上げられます。
明日から5月21日(金曜日)まで、県内全域に日用品の買い物、通勤・通学・通院を除く不要不急の外出自粛要請が、特に、午後8時以降の外出については極力控えるようにとの要請がなされます。併せて、接待を伴う飲食店、酒類の提供を伴う飲食店、カラオケ店には、午後8時まで(酒類の提供は午後7時まで)の時短営業が、渋川市を含む県下一斉に要請されます。
これまでにない強い措置ですが、ここで何としても感染の拡大を食い止めなければなりません。
市民の皆さんにもまたしばらくの間、不自由で制約のある生活をお願いしなければなりません。今こそ新しい生活様式を着実に実践し、一人ひとりが感染しないよう気をつけることが大切です。
頑張っても、我慢しても同じ事の繰り返しのように思え、前向きな気持ちも萎えてしまうと思いますが、この困難を何としても乗り切るため、市民皆で力を合わせて頑張っていきましょう。
昨日、本日と、渋川市民会館で新型コロナウイルスワクチンの集団接種を行いました。まだまだワクチンが届かず少数の人にしか接種ができませんが、ワクチンの接種も着実にスタートをしています。
ウイルスとの戦いは大変困難で厳しいですが、必ず打ち勝って自由に行動できる日が来ると信じ頑張っていきましょう。
市内でも感染が拡がっています。感染してしまった方の特定や行動の詮索、誹謗や中傷などがなされないよう、改めて冷静で思いやりのある対応を心からお願いします。
令和3年5月3日
渋川市長 髙 木 勉