男子HPVワクチン予防接種の助成について

 令和6年4月1日から、HPV関連のがんを予防するために小学校6年から高校1年相当の男子を対象に、HPVワクチン任意予防接種費用の助成を行っています。

HPV9価ワクチンでの接種も助成します(令和7年9月9日更新)

9価ワクチンでの接種も助成対象に追加しました。

9価ワクチンは、これまでも助成している4価ワクチンよりも多くの種類のウイルスへの感染予防が期待できます。男性への接種は、令和7年8月25日に薬事承認されました。

また、9価ワクチンで接種する場合、1回目を15歳未満で接種すると、合計2回の接種で接種完了することができます。(4価ワクチンでの接種や9価ワクチンの1回目を15歳以上で接種した場合は、全3回の接種で接種完了となります。)

男性のHPVワクチン接種の効果について

 男性がワクチンを接種することで、HPVが原因となる中咽頭がん、肛門がん、尖圭コンジローマなどへの予防効果が期待できます。加えて、男性がワクチン接種による感染予防をすることで、性交渉によるHPV感染から女性を守り、子宮頸がんの予防にもつながります。

対象者

 

(補足)

高校1年生(相当)になる年度は、対象となる最終年度となります。

また、HPVワクチン予防接種は、原則として全部で3回接種する予防接種です。3回すべての接種で助成を希望する場合は、計画的に接種してください。

申請方法

  接種前に予診票の事前申請が必要です。保健センター窓口に、保護者の方が、保護者の方の本人確認書類(運転免許証、健康保険証、マイナンバーカード等)と、お子さまの母子健康手帳を持参のうえ、お越しください。

接種方法、費用について

ヒトパピローマウイルス(HPV)とは

 ヒトパピローマウイルス(HPV)は、主に性行為によって感染するウイルスです。性行為を経験する年頃になれば、男女を問わず多くの人がHPVに感染します。ウイルスの遺伝子型は200種類以上あり、ほとんどは問題を起こしませんが、その一部は子宮頸がんのほか中咽頭がん、肛門がん、尖圭コンジローマなどの疾患の原因になることが分かっています。

ワクチンの種類、接種間隔について

種類について

接種間隔について

1回0.5mLを合計3回、筋肉内に注射します。通常、2回目は初回接種の2か月後、3回目は6か月後に同様の用法で接種します。

9価ワクチンを用いて15歳未満で1回目を接種した場合、合計2回の接種で終了することができます。15歳以上で1回目を接種した場合、接種完了するためには3回の接種が必要です。

合計2回で接種を終える場合:1回0.5mLを合計2回、筋肉内に注射します。通常、2回目は初回接種の6か月後に同様の用法で接種します。

合計3回を接種する場合:1回0.5mLを合計3回、筋肉内に注射します。通常、2回目は初回接種の2か月後、3回目は6か月後に同様の用法で接種します。

 

(補足)標準的な接種方法で接種を完了するには6か月を要するため、高校1年相当で接種を希望される方は遅くとも9月には1回目を接種するようにしてください。

副反応について

  • 4価ワクチン(ワクチン添付文書より)
発生頻度 症状
10%以上 注射部位疼痛、注射部位紅斑、注射部位腫脹
1~10%未満 頭痛、注射部位そう痒感、発熱
0.1~1%未満 浮動性めまい、感覚鈍麻、傾眠、回転性めまい、下痢、腹痛、悪心、四肢痛、筋骨格硬直、四肢不快感、注射部位硬結、注射部位出血、注射部位不快感、注射部位内出血、注射部位変色、注射部位知覚低下、 注射部位熱感、倦󠄁怠感、白血球数増加
頻度不明 蜂巣炎、リンパ節症、失神(強直間代運動を伴うことがある)、嘔吐、関節痛、筋肉痛、注射部位血腫、無力症、悪寒、疲労、注射部位結節

 

  • 9価ワクチン(ワクチン添付文書より)
発生頻度 症状
10%以上 頭痛、注射部位疼痛 、注射部位腫脹、注射部位紅斑 
1~10%未満 浮動性めまい、悪心、下痢、注射部位そう痒感、発熱、疲労、 注射部位内出血、注射部位腫瘤

0.5~1%未満

上咽頭炎、イ ンフルエンザ、口腔咽頭痛、嘔吐、上腹部痛、腹痛、筋肉痛、関節痛、倦󠄁怠感、注射部位出血、注射部位血腫、 注射部位熱感、注射部位硬結、注射部位反応、注射部位知覚低下

頻度不明

蜂巣炎、リンパ節症、感覚鈍麻、失神 (強直間代運動を伴うことがある)、四肢痛、無力症、 悪寒、注射部位知覚消失、 注射部位結節

(注意)重い副反応として、アナフィラキシー様症状、ギランバレー症候群、血小板減少性紫斑病、急性散在性脳脊髄炎があらわれることがあります

  4価及び9価のHPVワクチンを適正に接種したにもかかわらず、健康被害が発生した場合には、その内容、程度に応じて「全国町村会総合賠償保険制度」及び「医薬品副作用被害救済制度」により治療費等の給付金が受けられる場合があります。詳しくは、新規ウインドウで開きます。独立行政法人医薬品医療機器総合機構(外部サイト)のホームページをご覧ください。

参考

 

実施医療機関

pdfR7年度男性HPVワクチン実施医療機関一覧(pdf 66 KB)

(補足)別紙一覧の実施医療機関以外での接種は補助の対象となりません。ご注意ください。

 

掲載日 令和7年9月16日
【このページについてのお問い合わせ先】
お問い合わせ先: 管理予防係
住所: 〒377-0007 群馬県渋川市石原6番地1 第二庁舎一階
電話: 0279-25-1321
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