この記念日は、私たち一人ひとりが、「自分には、どんなアンコンシャス・バイアスがあるだろうか?」などを振り返る機会となることを願って、一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所により制定されました。
私たちは、何かを見たり、聞いたり、感じたりしたときに、「無意識に“こうだ”と思い込むこと」があります。これを、アンコンシャス・バイアス(unconscious bias)といいます。
日本語では、「無意識の思い込み」などとも表現されている概念です。
アンコンシャス・バイアスは、「相手」に対するものもあれば、「自分自身」や「モノ」に対するものもあり、日常や職場にあふれていて、誰にでもありうるものです。
これまでの経験や考え、見聞きしてきたことなどに影響を受けているため、自分自身では気づきづらいかもしれません。
性別に対するアンコンシャス・バイアスに気づかずにいると、「固定的な性別役割分担」が解消されなかったり、地域や職場などの組織の意思決定過程において女性の参画が少ない状況につながったり、性の多様性の無知や無理解による偏見など望ましくない影響を及ぼしたりするなど、男女共同参画社会の実現を阻む障壁とされています。
これらには、アンコンシャス・バイアスが潜んでいるかもしれません。
頭ごなしに決めつけたり、自分の考えを押しつけたりする言葉が出たなら、本当にそう言い切れるのか一歩立ち止まって考えてみましょう。決めつけや押しつけには、アンコンシャス・バイアスが潜んでいるかもしれません。
家族や友人、同僚と話しているときに、急に相手の表情が曇ったり、声のトーンが変わったりしたことはありませんか?
そんなときは、自身のアンコンシャス・バイアスを振り返ったり、思い違いに気づくために相手ともっとよく話したり、互いに確認し合ったりするなど、対話を大切にしましょう。
アンコンシャス・バイアスは誰にでもありうるもので、完全に払拭することは難しいものです。だからこそ、常に自分の言動を振り返り、考え方や物の見方の傾向を意識して、アンコンシャス・バイアスに少しずつ気づいていけるようにしていきましょう。
一人ひとりがアンコンシャス・バイアスに向き合わなければ、個人としては成長や活躍のチャンスを失ったり、社会や組織としてはコンプライアンス違反といった望ましくない影響が出てしまう可能性もあります。
誰もが多様な生き方の選択ができる社会の実現に向けて、「私には、どんなアンコンシャス・バイアスがあるのだろうか?」と振り返り、その存在に気づこうとする姿勢の大切さについて、この機会に考えてみませんか?
(C) 2015 渋川市