核兵器廃絶平和都市宣言について

  我が国は、世界唯一の核兵器被爆国として、日本国憲法の平和理念の基、世界平和の維持促進を世界に向かって強く訴えてきたところです。

  しかし、不幸にして今なお、世界においては、局地的にテロをはじめとする武力紛争や戦争が絶え間なく続いています。

  また、核を持つ国と持たざる国の対立が生まれるなど、一部の国々における核兵器の存在が、人類を滅亡の危機にさらす最大の脅威として、世界を深刻な不安に陥れています。

  このような中、国際化の進展とともに、国や地域の枠を超えて、平和運動等が盛んに展開され、平和問題を真剣に考える気運がますます高まっています。

  これを受け、旧渋川市、旧伊香保町、旧小野上村、旧子持村、旧赤城村及び旧北橘村のそれぞれにおいて、世界の恒久平和は人類共通の願いであることを基調とした平和宣言を行ってきているところです。

  私たち渋川市民は、6市町村の合併による平和への願いを引き継ぎ、この地球上における、核兵器の恐ろしさ、戦争の悲惨さ、平和の意義を世界の人々に訴え、安全で安心な市民生活を守ることを決意し、新たに（核兵器廃絶）平和都市宣言を行うものです。

宣言文

核兵器廃絶平和都市宣言

  私たち渋川市民は、永遠の平和と安全で安心な、心豊かな生活を次の世代に引き継ぐことを願っています。

  私たちは、平和憲法の下、非核三原則を堅持し、全世界からの核兵器の廃絶と真の世界平和を強く希求するため、ここに「核兵器廃絶平和都市」を宣言します。

  平成18年9月27日

  渋川市