こどもの定期予防接種
予防接種で防げる病気があります。予防接種に関する正しい知識を身に付け、予防接種で防げる病気は予防しましょう。
赤ちゃんはお母さんから抵抗力(免疫)をもらって生まれてきますが、百日せきでは生後3カ月までに、麻しん(はしか)では生後12カ月までにほとんど自然に失われていきます。保育園・幼稚園、やがて小学校に行くようになると感染症にかかる機会が増えます。流行を防ぐため、予防接種で免疫を獲得することが必要です。
目次
- 定期予防接種の受け方
- 接種のときにお持ちいただくもの
- ロタウイルス
- B型肝炎
- 小児の肺炎球菌
- ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ・ヒブ
- BCG(結核)
- 麻しん・風しん
- 水痘(水ぼうそう)
- 日本脳炎
- 子宮頸がん(ヒトパピローマウイルス感染症)
定期予防接種の受け方
定期予防接種は、予防接種法により予防接種の種類や対象者、対象期間が定められています。
- 予防接種は通年で受けられます。 お子さんの体調の良いときに受けましょう。
- 対象者は、接種当日渋川市に住所があり、対象に該当する年齢のお子さんです。
- 予約の要否などは、実施する医療機関にお問い合わせしてください。
- 接種費用は対象年齢内であれば無料です。
接種のときにお持ちいただくもの
- 母子健康手帳
- 保険証
- 予防接種の予診票
ロタウイルス
接種をお勧めする期間 | 無料で受けられる期間 | |
1回目 |
いずれも、生後2か月から出生14週6日後まで (注意)出生15週0日後以降の初回接種は安全性が確立されていません。 |
出生6週0日後から24週0日後まで
出生6週0日後から32週0日後まで |
1回目の接種後
出生24週0日後までに、27日以上の間隔をあけて1回接種
出生32週0日後までに、それぞれ27日以上の間隔をあけて2回接種 |
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2回目以降 |
B型肝炎
接種をお勧めする期間 | 無料で受けられる期間 | |
1回目・2回目 |
生後2か月~3か月の間に27日以上の間隔で2回 |
生後1歳未満 |
1回目接種後、139日以上の間隔をあけて1回(生後7か月~8か月)
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3回目 |
(注意)1回目の接種から3回目の接種までにおよそ半年かかります。計画的に接種をしてください。
小児の肺炎球菌
お知らせ
乳幼児を対象とした沈降20価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV20)が定期接種となります。これまでのワクチンよりも高い予防効果が期待できます。当面は15価のワクチンも使用できます。取扱ワクチンについては医療機関に直接お問い合わせください。
接種をお勧めする期間 | 無料で受けられる期間 | |
初回 |
生後2か月~7か月未満の間に接種を開始し、生後12か月までに27日以上の間隔をあけて3回 |
生後2か月~60か月(5歳)未満 (追加接種は生後12か月以降に接種) |
追加 | 生後12か月~15か月の間に初回接種終了から60日以上の間隔をあけて1回 |
(注意)初回接種を開始した月齢ごとに接種方法が異なります。上の表から外れた場合の接種方法は、下記の定期予防接種詳細一覧をご参照ください。
ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ・ヒブ
ご案内
- ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオの混合ワクチンが四種混合ワクチンです。
- ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ・ヒブの混合ワクチンが五種混合ワクチンです。令和6年4月1日から四種混合ワクチンにヒブワクチンを追加し、五種混合ワクチンとして接種を開始しました。
- 四種混合ワクチンとヒブワクチンで、すでに接種を開始しているお子さんは、残りの接種を原則同じワクチン(四種混合ワクチンとヒブワクチン)で接種することになります。
-
やむを得ない事情があると認められる場合には、交互接種も可能となります。四種混合ワクチンおよびヒブワクチンの予診票をお持ちの方で五種混合ワクチンの接種を希望する人は、母子健康手帳と予診票を保健センター窓口に持ってきてください。接種状況を確認させていただき、五種混合ワクチンの予診票をお渡しします。
(1)四種混合ワクチンとヒブワクチンを接種したことがない場合
【1期】五種混合ワクチン(ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ・ヒブ)
接種をお勧めする期間 | 無料で受けられる期間 | |
1期初回 | 生後2か月~7か月の間に20日~56日の間隔をあけて3回 | 生後2か月~90か月(7歳6か月)未満 |
1期追加 | 1期初回接種終了後、6か月~18か月の間隔をあけて1回 |
【2期】二種混合ワクチン(ジフテリア・破傷風)
接種をお勧めする期間 | 無料で受けられる期間 | |
2期 | 11歳の間に1回 | 11歳~13歳未満(11歳、12歳) |
すでに四種混合ワクチンとヒブワクチンで接種を開始している場合
【1期】四種混合ワクチン(ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ)
接種をお勧めする期間 | 無料で受けられる期間 | |
1期初回 |
生後2か月~12か月の間に20日~56日の間隔をあけて3回 |
生後2か月~90か月(7歳6か月)未満 |
1期追加 | 1期初回接種終了後、12か月~18か月の間隔をあけて1回 |
接種をお勧めする期間 | 無料で受けられる期間 | |
初回 | 生後2か月~7か月未満の間に接種を開始し、生後12か月までに27日~56日の間隔をあけて3回 | 生後2か月~60か月(5歳)未満 |
追加 | 初回接種終了後、7か月~13か月の間隔をあけて1回 |
(注意)ヒブワクチンは、初回接種を開始した月齢ごとに接種方法が異なります。上の表から外れた場合の接種方法は、下記の定期予防接種詳細一覧をご参照ください。
【2期】二種混合ワクチン(ジフテリア・破傷風)
接種をお勧めする期間 | 無料で受けられる期間 | |
2期 | 11歳の間に1回 | 11歳~13歳未満(11歳、12歳) |
BCG(結核)
接種をお勧めする期間 | 無料で受けられる期間 |
生後5か月~8か月未満の間に1回 | 生後1歳未満 |
麻しん・風しん
接種をお勧めする期間 | 無料で受けられる期間 | |
1期 | 生後12か月~24か月未満の間に1回 | 生後12か月~24か月未満 |
2期 | 小学校に入学する1年前の4月1日から入学前の3月31日までの間に1回 |
5歳から7歳未満で小学校入学の前年度 |
水痘(水ぼうそう)
接種をお勧めする期間 | 無料で受けられる期間 | |
初回 | 生後12か月~15か月未満の間に1回 | 生後12か月~36か月未満(1歳、2歳) |
追加 | 初回接種終了後、6か月~12か月の間隔をあけて1回 |
日本脳炎
接種をお勧めする期間 | 無料で受けられる期間 | |
1期初回 | 3歳中に6日~28日の間隔をあけて2回 | 生後6か月~90か月(7歳6か月)未満 |
1期追加 | 4歳中に1回(1期初回接種終了後おおむね1年後) | |
2期 | 9歳中に1回(1期追加接種終了後おおむね5年後) | 9歳~13歳未満 |
子宮頸がん(ヒトパピローマウイルス感染症)
- 子宮頸がんワクチンの詳細はこちらのページ(新しいウィンドウが開きます)をご覧ください。
接種をお勧めする期間 | 無料で受けられる期間 |
【中学1年生の間】
1回目接種の1か月後と6か月後に接種(計3回)
1回目接種の2か月後と6か月後に接種(計3回)
《1回目接種時の年齢が15歳未満》初回接種の6か月後に接種(計2回) 《1回目接種時の年齢が15歳以上》初回接種の2か月後と6か月後に接種(計3回) |
小学校6年生~高校1年生相当の女子 |
定期予防接種一覧
種類 | 回数 | 対象年齢 | |
ロタウイルス | ロタリックス | 2回 | 出生6週0日後から24週0日後まで |
ロタテック | 3回 | 出生6週0日後から32週0日後まで | |
B型肝炎 | 3回 | 1歳未満 | |
小児の肺炎球菌 |
最大4回(月齢による) |
生後2か月から5歳未満まで | |
5種混合 (ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ・ヒブ) 4種混合 (ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ) |
第1期初回 |
3回 | 生後2か月から7歳6か月未満まで |
第1期追加 | 1回 | ||
2種混合(ジフテリア・破傷風) | 第2期 | 1回 | 11歳から13歳未満まで |
ヒブ | 最大4回(月齢による) | 生後2か月から5歳未満まで | |
BCG(結核) |
1回 |
1歳未満 | |
麻しん(はしか)・風しん | 第1期 | 1回 | 生後12か月から生後24か月未満まで |
第2期 | 1回 | 5歳から7歳未満まで(小学校就学の前年度) | |
水痘(水ぼうそう) | 初回 | 1回 |
生後12か月から36か月未満まで |
追加 | 1回 | ||
日本脳炎 | 第1期初回 | 2回 | 生後6か月から7歳6か月未満まで |
第1期追加 | 1回 | ||
第2期 | 1回 | 9歳から13歳未満まで | |
第1期、第2期の未接種分 |
平成7年4月2日から平成19年4月1日生まれで20歳未満 (補足)日本脳炎予防接種の見合わせにより接種できなかった残りの回数を接種できます |
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子宮頸がん(HPV) | 定期 |
3回 |
小学校6年生(標準的には中学1年生)から高校1年生の相当年齢の女子 |
キャッチアップ | 3回のうち未接種分 |
平成9年4月2日から平成20年4月1日の間に生まれた女子 |
定期予防接種一覧詳細
実施医療機関一覧
注意点
- 配布してある予防接種の説明書をよく読んでから受けてください。
- 予診の結果、接種ができなかった場合や、予診票を紛失した場合は、渋川市保健センターで予診票を再交付いたします。母子健康手帳を持参のうえ、渋川市保健センターへ来庁してください。
- 対象年齢から外れた場合は、全額自己負担となります。接種は対象年齢内に受けましょう。
- 他の市町村に転出した場合は、渋川市の予診票は使用できません。転入先の母子保健担当課にご相談ください。