渋川市中心市街地活性化プランについて(平成21年度〜平成30年度)
「渋川市中心市街地活性化プラン」(平成21年3月策定)は、渋川市総合計画・基本構想に掲げられた3つの重点プロジェクトの1つとして位置づけられている「中心市街地の活性化」について、平成21年4月からの10年間を目標期間と定め、中心市街地におけるまちづくりの目標や基本方針、具体的な実施計画を掲げたものです。また、本市における社会情勢の変化に対応するため計画の見直しを行い平成27年4月からの4年間を後期期間とする「渋川市中心市街地活性化プラン後期計画」を策定しました。
- 渋川市中心市街地活性化プラン(概要版・平成21年3月策定)(PDF形式:256KB)
- 渋川市中心市街地活性化プラン(平成21年3月策定)(PDF形式:2,714KB)
- 渋川市中心市街地活性化プラン後期計画(平成27年3月策定)(PDF形式:3,646KB)
中心市街地の位置・区域について
中心市街地の位置・区域については、改正中心市街地活性化法第2条の3要件を基に、248ヘクタールを設定しています。
中心市街地の位置・区域
- 北は渋川と金井の町丁の境界(天神沢川)から県立渋川工業高校にかけて
- 南は市役所本庁舎南と用途地区で指定された商業地域の南限にかけて
- 東は国道17号
- 西は渋川駅前通り線
- 区域図(PDF形式:700KB)
区域設定の視点
多様な都市機能が集積されている
渋川駅から四ツ角地区に集積する商業施設をはじめ、市役所や公民館などの公共施設、病院、郵便局、金融機関などの公益施設、学校、事業所などが配置されているほか、神社等の歴史資源もあり、多様な都市機能が集積しています。
将来的には全国的にコンパクトな市街地形成が必要
本格的な少子高齢化社会が到来する中、無秩序に人口が拡散することを防ぐため、人口が集積している人口集中地区の区域で、歴史的なまちの成り立ちがある昭和35年当時の人口集中地区を考慮しました。
都市計画事業等との整合性
都市機能の集積と土地の高度利用を誘導する都市計画的な位置付けである商業地域の指定区域であり、都市計画事業が整備済み又は整備していることを考慮しました。
中心市街地は「まちの顔」・今、なぜ、中心市街地活性化なのか
全市的な視点
都市の個性(アイデンティティ)の形成
- 市町村合併により市域が広がり、それぞれの特徴をもった周辺地区と、都市機能の集積した「まちの顔」である中心市街地とが連携することにより、新しい地域ブランドの創出や都市の個性(アイデンティティ)を形成するチャンスを迎えています。
- 中心市街地の再生を契機とする本市の都市個性の形成は、市民が「わがまち渋川」に愛着・誇りを感じ、それらを守り、育てていくことにつながります。
- 人が集まって住み、賑わいを共有し、そこから都市生活の本当の豊かさを楽しめるようにすることが求められます。
高齢化社会への対応
- 中心市街地は衰退しているとはいえ、現在でも、商業サービス機能や市役所・病院等の公共公益機能、JR・バス等の交通サービス機能など暮らしを支える都市機能が集積しています。
- このような地域の優位性を活かして、これから本格的に迎える高齢化社会においても、便利で快適な暮らしやすい居住地として、中心市街地は必要不可欠となります。
環境負荷の軽減
- 郊外に低密度で拡散するのではなく、高密度でまとまった市街地(コンパクトシティ:注意
1)を形成することによって、郊外地での自動車交通を減らし、エネルギー消費や大気汚染を軽減することができます。 - 郊外地域での開発を可能な限り抑制するコンパクトシティの形成は、中心市街地周辺の自然を保全し、地域環境を守ることにもつながります。
(注意1):コンパクトシティとは、都市の郊外化による諸問題への反省から、市街地を小規模の地域に集約し、コミュニティの再生や歩いて暮らせるまちづくりを目指す概念、都市像のこと。
地域的な視点
地域コミュニティの維持・存続
- 中心市街地は、人口減少や少子高齢化が全市の中で最も進んでいる地域の一つとなっており、四ツ角周辺の土地区画整理事業区域の中には、人口が激減し、コミュニティの維持・存続が危ぶまれる地域もあります。
- 衰退が進んでいる一方で、中心市街地には今なお多くの人口が集積していることから、地域の人達が安心して住み続けられるように、都市機能の低下に歯止めをかけることが求められます。