徳冨蘆花記念文学館

お知らせ
休館日について
徳冨蘆花記念文学館は、令和6年4月1日(月曜日)から、毎週金曜日が休館日となります。
また、年末年始は12月29日から翌1月3日までが休館日となります。
8月の文学館
お盆休み最終日の本日8月16日は、お天気がよく日陰で24℃と過ごしやすい日となりました。
日なたは日差しで暑いため、暑さに注意してお越しください。

(庭園前)

(記念館前)


(ホトトギスが咲き始めました。この日は一輪だけ咲いていました。)

(終焉の間から見える景色)
蘆花先生の短編集「自然に対する五分時」の中に、ちょうど今頃を描いた作品がありますので紹介します。
良夜
良夜とは今宵ならむ。今宵は陰暦七月十五夜なり。月淸く、風涼し。
夜業の筆を擱き、枝折戸開けて、十五六歩邸内を行けば、栗の大木眞黑に茂る邊に出でぬ。其陰に潜める井戸あり。涼氣水の如く闇中に浮動す。蟲聲䗹々(ちうせいじ〃)。時々白銀の雫ポタリと墜つるは、誰が水を汲みて去りしにや。
更に行きて畑の中に佇む。月は今彼方の大竹藪を離れて、淸光溶々として上天下地を浸し、身は水中に立つの思あり。星の光何ぞ薄き。氷川の森も淡くして煙(けぶり)と見ふめり。静かに立ちてあれば、吾側成る桑の葉、玉蜀黎の葉は、月光を浴びて青光りに光り、棕櫚はさやゝと月に囁く。蟲の音滋き草を踏めば、月影爪先に散り行く。露のこぼるゝなり。藪の邊りには頻りに鳥の聲す。月の明きに彼等の得眠(ねぶ)らぬなるべし。
開けたる所は月光水の如く流れ、樹下は月光青き雨の如くに漏りぬ。歩を返へして、木陰を過ぐるに、燈火のかげ木の間を漏れて、人の夜涼に語るあり。
枝折戸閉ぢて、椽に踞す程に、十時も過ぎて、往來全く絶へ、月は頭上に來りぬ。一庭の月影夢よりも美なり。
月は一庭の樹(じゆ)を照らし、樹は一庭の影を落し、影と光と黑白斑々(こくびやくはんはん)として庭に満つ。椽に大なる楓の如き影あり、金剛纂(やつで)の落せるなり。月光其滑らかなる葉の面(おも)に落ちて、葉は宛ながら碧玉の扇と照れるが、其上にまた黑き斑點ありてちらゝ躍れり。李樹の影の映れるなり。
月より流るゝ風梢をわたる毎に、一庭の月光と樹影と相抱いて跳り、白揺らぎ黑さゞめきて、其中を歩するの身は、是れ無熱地の藻の間に遊ぶの魚にあらざるかを疑ふ。
7月の文学館
暑い日が多くなってきました。撮影した日は、関東地方の梅雨明けが宣言された日で、伊香保の日陰でも31℃に迫る真夏日でした。
日差しも強いので、熱中症に注意してお越しください。

(庭園前)

(記念館前)

(終焉の間から見える景色)
(令和8年7月20日撮影)
令和8年度企画展「浮世絵展」
7月5日(日曜日)から8月27日(木曜日)までの期間で、「浮世絵展」を開催しています。
本展では、当館が所蔵する「伊香保八景」や「大錦木曽街道六十九次」の浮世絵などを多数展示しています。
「伊香保八景」では、歌川広重と玉蘭斎貞秀の両作者による表紙を含む18点を紹介します。両作者の描く伊香保の風景をお楽しみください。
また、昭和初期の複製版画集「大錦木曽街道六十九次」では、「日本橋」から「板鼻」までを紹介します。


6月の文学館
梅雨の時期になり、庭園の苔が緑で美しくなりました。
お越しの際は、ぜひご覧になってください。

(庭園前)

(記念館前)


(記念館前のホトトギスが大きく育っています)

(追悼の間から見える景色)
(令和8年6月24日撮影)
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施設の概要
小説「不如帰(ほととぎす)」で有名な明治の文豪、徳冨蘆花は自然豊かな伊香保を気に入り、何度も足を運びました。徳冨蘆花記念文学館では、蘆花が定宿としていた旅館の離れを移築・復元し、記念館として公開しています。
ほかに、当時の「写真や書簡、遺品、文学作品など蘆花に関する様々な資料を揃えた展示館もあり、豊富な展示資料からは蘆花の生い立ちや、時代背景についても触れることができます。
利用案内
開館時間
- 8時30分から17時00分(入館は16時30分まで)
観覧料
- 一般大人350円、小中高校生200円
団体(20名以上)大人300円、小中高校生150円
ただし、障がい者手帳等をお持ちの方と付き添いの方1名まで無料です。
休館日
- 毎週金曜日
- 12月29日から翌1月3日まで
写真紹介

常設展示室

記念館玄関

蘆花終えんの部屋
イベント情報
企画展
錦絵展
- 日程:令和8年5月5日(火曜日)から6月25日(木曜日)まで
浮世絵展
- 日程:令和8年7月5日(日曜日)から8月27日(木曜日)まで
夢見る女性誌展
- 日程:令和8年9月5日(土曜日)から10月29日(木曜日)まで
紙芝居展
- 日程:令和8年11月5日(木曜日)から12月24日(木曜日)まで
絵双六と絵はがき展
- 日程:令和9年1月4日(月曜日)から2月25日(木曜日)まで
渋川の碑めぐり展
- 日程:令和9年3月6日(木曜日)から4月29日(木曜日)まで
追悼お茶会
蘆花を偲び、月命日に「静翠会」による追悼茶会を開催します。
日程
- 令和8年5月17日(日曜日)10時から15時まで
- 令和8年1月17日(日曜日)10時から15時まで
金額
- お一人さま500円
アクセス
バス
「伊香保バスターミナル」下車徒歩10分[該当バス路線は下のとおり]
- 渋川駅~伊香保温泉線(関越交通バス)
- 伊香保~榛名湖線(群馬バス)
「伊香保案内所」下車徒歩3分[該当バス路線は下のとおり]
- 渋川駅~水沢経由伊香保線(群馬バス)
- 伊香保~高崎線(群馬バス)
- 水沢シャトルバス(群馬バス)
「伊香保石段街」下車徒歩3分[該当バス路線は下のとおり]
- 渋川駅~伊香保温泉線(関越交通バス)
- 東京・新宿~伊香保・草津温泉線(JRバス)
経路検索にはGunMaaSが便利です
目的地までの路線バスや鉄道の経路検索に、スマートフォン専用サービス「GunMaaS」をご活用ください。
GunMaaS(https://lp.g3m.jp/)
お問い合わせ先
徳冨蘆花記念文学館
所在地 群馬県渋川市伊香保町伊香保614番地8
電話番号 0279-72-2237
ファクス番号 0279-72-2237(電話番号と共通)






