「クビアカツヤカミキリ」による樹木被害を食い止めよう!
クビアカツヤカミキリに関する注意喚起等情報
特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」にご注意ください
クビアカツヤカミキリの成体(群馬県提供)
- クビアカツヤカミキリは、幼虫がサクラやウメ、モモなどの成木に食入し、加害が進行することで樹木を衰弱させる外来昆虫です。
- 繁殖力が高く、被害が進行すると木が枯れてしまうため、観光や農業に深刻な影響を及ぼします。
- 枯れた木は、落枝や倒木の可能性があり、人的被害を与えるおそれがあります。
(注)クビアカツヤカミキリは、平成30年1月に特定外来生物に指定されたため、飼養や生きたまま持ち運ぶことは禁止されています。
被害木の断面(群馬県提供)
群馬県の被害状況について
群馬県内では令和5年度までに16市町村で被害があり、特に東毛地区を中心に被害が発生していますが、前橋市や高崎市でも被害が拡大しており、吉岡町、榛東村では成虫が確認されました(被害木は確認されていません)。
渋川市の被害状況について
渋川市でも令和6年7月に幼虫、成虫とも確認され、ウメやハナモモ、サクラに被害が発生しました。
クビアカツヤカミキリの確認方法
成虫
- 名前のとおり、胸部(クビ)が赤く、体は黒くツヤのあるカミキリムシです。
- 体長は触角を含めないで2センチメートルから4センチメートル程度です。
- 成虫の発生時期は6月から8月頃です。
クビアカツヤカミキリ成虫(群馬県提供)
幼虫
- 幼虫は木の中に寄生しているため、幼虫が木に開けた穴から排出するフラス(フンと木くずの混ざったもの)で判別します。
- 棒状、またはかりんとう状のフラスを大量に排出します。
幼虫が排出したフラス(群馬県提供)
クビアカツヤカミキリを発見したら
被害拡大防止のため、叩き潰すなど確実に駆除してください。
クビアカツヤカミキリに関する情報提供のお願い
クビアカツヤカミキリによる被害を最小限に抑えるためには、素早い情報収集と対策が必要です。
そのため、以下の項目について、ご協力をお願いいたします。
- 当該虫の発生、樹木の被害等が疑われる状況を確認した場合は、速やかに渋川市環境森林課へ連絡してください。
- 被害の確認方法は、
クビアカツヤカミキリ被害状況確認方法(PDF形式 848キロバイト)(pdf 1.01 MB)及び
被害対象木見分け表(pdf 239 KB)をご覧ください。
- クビアカツヤカミキリについて詳しく知りたい方は
クビアカツヤカミキリについて(PDF形式 306キロバイト)をご覧ください。
ぐんまクビアカネットへの登録のお願い
群馬県では、早期発見・早期駆除のため、県内のクビアカツヤカミキリの発見・被害情報を収集しています。スマートフォンなどから簡単にクビアカツヤカミキリの情報を投稿し、共有することができる電子地図「ぐんまクビアカネット」を運用していますので、クビアカツヤカミキリを見つけたら、「ぐんまクビアカネット」へ情報を投稿してください。
パソコンやスマートフォン等から「ぐんまクビアカネット」にアクセス
「クビアカツヤカミキリを見つけたら」→入力フォームから投稿(ぐんまクビアカネット)<外部リンク>
「県内の目撃情報を確認したいとき」→クビアカネットマップ<外部リンク>で確認
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- 被害の種類を成虫・フラス・脱出孔から一つ選択
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