犬や猫は愛情と責任を持って適切に飼いましょう
犬や猫などのペットは、適正な飼育をしないと、まわりに迷惑をかけてしまいます。
飼い主は、ペットをただ可愛がるだけでなく、まわりの人に迷惑をかけないようマナーを守って飼育しましょう。
また、家族の一員として終生飼育するという責任感と、命を預かるという自覚を持ちましょう。
「群馬県動物の愛護及び管理に関する条例」が改正され、令和6年10月1日から、ペットの適正な頭数の飼養・保管、犬の社会化、飼い猫の屋内飼養などについて努力義務が課されます。
周りに迷惑を掛けないように、犬や猫の飼い方についてもう一度見直してみましょう。
犬の適切な飼い方
犬のしつけ・社会化
飼い犬の習性、生理、生態等を理解した上で、周辺の生活環境に適応するように飼い犬に適したしつけを行い、飼い主の制止に従うように訓練しましょう。
適度な運動や適切な食事管理を行う
飼い犬の種類、大きさ、発育状況、健康状態等に応じて適正な運動をさせましょう。
欲求不満や外からの刺激が強いと、犬にストレスを与え、よく吠えるなどの行動を起こします。
逃げないように必ずリードをつけて散歩をする
首輪が緩んで外れてしまったり、リードが傷んで切れてしまうこともあるので、定期的に点検をしましょう。
フンは必ず持ち帰る
散歩の時には袋を必ず持って行き、後始末をしてください。
市への登録と狂犬病予防接種の義務
犬の飼い主には、市町村への登録と、狂犬病の予防接種(年1回)が義務付けられています。
罰則規定
狂犬病予防法により、犬の登録の申請をせず、鑑札を犬に着けず、または届け出をしなかった者は、20万円以下の罰金に処される場合があります。
また、犬に狂犬病の予防注射を受けさせず、または注射済票を着けなかった者は、20万円下の罰金に処される場合があります。
猫の適切な飼い方
家の中で飼う
屋外で飼うと、交通事故などの危険だけでなく、よその敷地に排せつする、他人の所有物に傷をつけるなど、周辺住民に迷惑がかかります。
去勢・不妊手術をする
猫は非常に繁殖力が強く、すぐに子猫が産まれます。子猫の面倒を見るのが難しい場合は、去勢・不妊手術をしましょう。
また、去勢・不妊手術をすることで感染症の予防にもつながります。
繁殖制限をしないと、みだりに繁殖し、多頭飼育崩壊に陥ったり、世話ができない子猫などは殺処分される場合もあります。
また、外飼いの場合、騒音や悪臭など周辺の生活環境に支障を及ぼす恐れがあります。
(補足)市では、猫の去勢・不妊手術費の補助金を交付しています。
虐待や遺棄の禁止
犬や猫などのペットは絶対に捨てないでください!
子犬や子猫が生まれたときは、飼い主が責任を持って面倒をみてください。
絶対に捨てないでください。
犬や猫などの愛護動物をみだりに虐待したり遺棄(捨てる)すると、犯罪行為として懲役や罰金に処せられます。
愛護動物をみだりに殺したり傷つけた者
5年以下の懲役または500万円以下の罰金
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愛護動物に対し、みだりに身体に外傷を生ずるおそれのある暴行を加える、またはそのおそれのある行為をさせる、えさや水を与えずに酷使する等により衰弱させるなど虐待を行った者
1年以下の懲役または100万円以下の罰金
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愛護動物を遺棄した者
- 1年以下の懲役または100万円以下の罰金