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広大なガレージ付物件を求めて辿り着いた渋川暮らし。
未来を見据えて住まいを整えていく喜びを満喫中。

曲田さん
プロ用の自動車調整機械を営業販売する仕事に従事している曲田さん。現在は長野県と新潟県を担当エリアとして、文字通り車で広範囲を駆け回る毎日を送っています。
自身の一番の趣味も車とバイクで、複数台を格納できるガレージ付きの家を探し始めたことがきっかけとなり、渋川市への移住を実現しました。

ガレージ付きの家を探し始めたことが、移住のきっかけに。

僕は、埼玉県三郷市出身の27歳です。自動車整備のプロが使うさまざまな機械の営業販売の仕事に就いています。会社の本社事務所は東京都内にありますが、僕の担当エリアは長野県と新潟県で、以前は、群馬県も担当していました。

渋川市に移住したのは、1年半ほど前のことです。実家のある埼玉に住んでいたころは、週に数回、車で東京の事務所に行き、そこから担当エリアの群馬や長野、新潟で仕事をする生活をしていました。ですので、1ヵ月の走行距離は5000キロメートルから6000キロメートルにも上りました。

もともと車が好きで就いた仕事ですので、長い距離を走ることはそれほど苦ではなかったのですが、数年前から車を複数台所有したいという願望を抱くようになりまして。
東京や埼玉で車を複数台停められるスペースを持とうとするとかなりのお金がかかるため、自然と地方に目を向けることになりました。

曲田さん

群馬県に移住先を決めた理由は、会社に入って2年目に群馬全域を担当したことがあって、その際に抱いた印象によるところが大きいですね。決め手のひとつとなったのは、群馬は道がすごく整備されていて、渋滞が少ないことです。主要な道路はほとんど片側2車線になっているので、他県と比べて朝・夕の渋滞がかなり少ないと感じます。

加えて、街と自然がとても近いこと──街からちょっと足を延ばせば、すぐに豊かな自然が広がっているところにも魅力を感じていました。

しかも、山に囲まれているのに、冬は雪が意外と少ないんです。たとえ降ったとしても、積もることは少ない。やっぱり雪道走行はとても車を傷めるので、車好きとしてはできるだけ避けたいんですよね。趣味のスキーやスノーボードに行くときも、雪道を通らずに高速に乗り、関越トンネルを抜けるとすぐにゲレンデのある湯沢方面に向かうことができます。そういった点でも、群馬県は自分の希望をいろいろとかなえられる場なのだと思います。

渋川市の眺め

 

生活のリズムはほぼ変わらず、より効率的な生活環境に

ここ渋川市に物件を見つけたのは、偶然のことでした。大手の不動産情報サイトで検索をして、群馬県の物件を安い順に並べて見ていたら、この大きな倉庫付きの家がヒットしたんです。画面で目にして、もうここしかない!と実際に見る前から心の中では即決していました。これほど広い倉庫がある物件はそうそうありませんし、ガレージスペースこそが、僕が一番に望んでいたものだったので。

すぐに不動産会社と連絡を取り、2021年8月に現地に物件を見に行き、購入の意志を伝え、銀行に住宅ローンを申し込みました。母屋の築年数がかなり経っていて建屋が担保にならないということや、僕の年齢などもあって、契約までに少し時間を要しましたが、その年の12月に正式に購入の契約を交わすことができました。

住む場所を渋川市に移すことに対して、不安や抵抗感みたいなものはまったくありませんでした。それまでの生活でも、埼玉に居住しながら東京の本社と担当エリアの長野、新潟を行き来するものだったので、かえって仕事をするエリアが近くなって楽になった部分もあるくらいです。東京の本社に出社するときは、前日にここから埼玉の実家に向かい、一泊して朝行くようにしています。より効率的な2拠点生活を始めたという感覚です。

ガレージから見える空
 

築45年の母屋は、将来の建て替えを視野に今は手を入れずに

渋川市に住んで1年半ほどが過ぎましたが、とりあえず今は、築45年ほどの母屋はそのまま手を入れない状態で使って不自由なく暮らしています。敷地は約610平方メートル、180坪くらいあり、母屋もかなり大きいのですが、僕は今独身なので、生活で使っているのは1階の水まわりと、レースシミュレーターの一式を置いている奥の部屋くらい(笑)。他の部屋は車の部品などを置いていて、2階はほぼ使っていない状態です。

住む家については、現在のローンの返済が終わったころ、その時点での自分のライフスタイルに合わせた家を建て替えたいと思っています。リノベーションする方法もあると思いますが、一冬を過ごしてみて、室内がけっこう寒かったんですね。断熱材があまり入っていない家のようなので、建て替えるほうがよさそうだと思っています。そのほうが、より自分の生活にフィットする間取りや設備を考える楽しみがありますしね。

ガレージにしている倉庫のほうは、とても頑丈な鉄骨造に木の柱などを組み合わせた造りです。こちらの建屋は、天井の照明をLEDに替えて明るくしています。電気工事士の資格を持っているので、自分で付け替えました。あとは、鉄骨の錆を落として色を塗りはじめたりしています。こちらも規模が大きいので時間がかかりますが、ゆっくり楽しみながらやっていこうと思っています。

ガレージの中

念願の2台目の愛車は、家の契約をした後、いい車を見つけたのですぐに購入しました。やっぱり屋根付きの広いガレージがあるというのは、車好きには本当にたまらない充足感があります。いちいちカバーをかけたりしなくて済みますしね。バイクも学生の頃から乗っているオフロードタイプのものを持っているのですが、カバーをかけずに済むようになって、乗る頻度が俄然増えました。このあたりには山もいっぱいありますから、ときどきキャンプ用具一式を積んでキャンプツーリングを楽しんでいます。

僕の友人には埼玉や神奈川の住人が多いのですが、夏休みに皆を呼んでバーベキューしたりしました。みんな揃って車好きなので、この家、敷地の広さには驚嘆していますね。彼らにとっては、皆で集まれる地方の別荘が増えた、みたいな感覚かもしれません。


曲田さん
 

このガレージと家を拠点に渋川市でずっと暮らしていきたい。

将来的には、この地で自分の家庭を持てたらと考えています。この物件を選ぶ際、近くに小学校や病院、大きいスーパーや本屋などがあることを確認し、この先家族を持っても生活しやすい場所だと思えたことも、この物件の購入を決断した理由のひとつとなりました。

移住するにあたっては、渋川市の補助金も使わせてもらって、とても助かりました。僕は、物件を不動産会社のサイトでみつけたのですが、渋川市空き家バンクにも登録されていたので、空き家バンク登録の中古物件に対する加算、そして、県外からの移住者に対する加算、──若者支援に関する加算もあるので、おそらく僕はマックスに近い額をいただけたのだと思います。不動産会社の方に補助金の存在を教えてもらって直接市に相談に行きましたが、本当に丁寧に一つひとつ教えていただき、とてもスムーズに手続きすることができました。

曲田さん

この家とガレージを手に入れて以降、趣味の部分でもさらにいろいろなことに挑戦してみようという意欲が沸くようになったように思います。とにかく自分で自由にできる広大なスペースがあるので、車のエンジンを下ろして重整備にも自分で挑戦してみるなど、新たにチャレンジしたいことがたくさん見えてきました。
ずっと先の将来、この地で独立して、車に携わる仕事を続けるのもいいかもしれない──そんなふうに未来に想いを馳せる時間もとても楽しく感じられます。

いずれにせよ、この先僕が何をするにしても、この広いガレージと家が僕の人生の力強い味方になってくれることは間違いありません。
渋川市でこの物件に出会えたことを心から幸せに思っています。

ガレージと曲田さん
writer:笠井峰子、取材:2023年7月

Profile

曲田健志郎さん

埼玉県三郷市出身。東京都内に本社を置くプロフェッショナル用の自動車調整機械の販売会社に勤務。就職して2年目に群馬県内を担当し、現在は長野県と新潟県を担当エリアとして受け持つ。

念願のガレージで愛車のメンテナンスをすることと、市内/県内の温泉を巡る週末を楽しみに、営業車を走らせる日々を送る。

曲田さん

掲載日 令和5年9月26日 更新日 令和6年1月18日
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