渋川市バイオマス活用推進計画
バイオマスって何。
バイオマスとは、「再生可能な生物由来の有機資源で化石資源を除いたもの」であり、食料用などの従来用途のものは除かれます。
バイオマスを地域で活用することにより、環境負荷の少ないバイオマスエネルギーを地産地消する循環型社会が構築され、農林業の振興、地域の活性化、新たな産業の育成につながることが期待されています。
主なバイオマス
家畜排せつ物
林地残材
生ごみ 稲わら
下水汚泥
本市では、菜の花エコプロジェクト事業によるバイオディーゼル燃料(BDF)の利用や家畜排せつ物からの堆肥化など、市民、事業者の皆様とともにバイオマスの活用を進めてきました。
平成23年におきた東日本大震災及び原子力発電所事故を受け、地域の未利用資源であるバイオマスを利用した自立・分散型エネルギー供給体制の強化を図ることが重要な課題となっています。
地域に豊富に存在するバイオマスの活用は、地域ビジネス展開と新たな業態の創出を促す取組の一つであり、地域に新たな付加価値を創出し、雇用と所得を確保するとともに、活力あるまちづくりにつながるものと期待されます。
渋川市バイオマス活用推進計画
市では、平成26年3月に「渋川市バイオマス活用推進計画」を策定し、計画の進捗状況について点検・評価を行ってきましたが、計画期間の前半期である5年が経過したことから、令和2年10月にバイオマスを取り巻く状況の変化や計画の進捗状況等を踏まえ、利用量の目標等について見直しを行いました。
対象とするバイオマスの種類
本計画で対象とするバイオマスの種類は次のとおりです。
10年後に目指す将来像
バイオマスで気づき つながる 水と緑のまち
本市の豊かな自然は、多様な風土を生み、素晴らしい環境をつくりだしています。この素晴らしい環境を次の世代に引き継いでいくためにも、バイオマスの活用を積極的に推し進めます。
- 環境負荷の少ない持続的な社会の実現
- 新たな産業創出による農林業などの活性化
- バイオマス利用を意識したライフスタイルの定着
以上3つの基本目標により「バイオマスで気づき つながる 水と緑のまち」の実現を目指します。
将来像の実現に向けた役割
計画を推進するにあたっては、総ての主体(市民・事業者・市)が相互に連携(協働)することが必要です。
市民
- 季節や自然を大切にした生活の実践
- ごみの分別排出を徹底し、資源ごみの集団回収等への協力
- 廃食用油の回収への協力
- バイオマス製品の利用
- 生ごみの堆肥化の実践
- 環境学習などへの積極的な参加
事業者
- 事業系廃棄物の分別排出の徹底
- バイオマス製品・エネルギー等の生産、販売、利用
- バイオマス活用技術の研究開発
- 従業員への環境意識の向上や環境教育の充実
- 環境まつりなどへの市が実施する事業への参加
渋川市
- 計画の進行管理
- ゴミ出しのルールの徹底
- 紙や廃食用油などの分別収集及びリサイクルの普及啓発
- バイオマス製品の利用
- 環境教育・学習機会の充実
- バイオマスを活用する企業の誘致
- バイオマス活用の取組支援
身近なバイオマス活用事例
生ごみの堆肥化 紙の集団回収 廃食用油の回収
渋川市全体で積極的にバイオマスの活用に取り組みましょう。
渋川市バイオマス活用推進計画実行指針
この指針は、平成26年度から実行される「渋川市バイオマス活用推進計画」について、「バイオマスで気づき つながる 水と緑のまち」の実現に向けて、全庁的な取組の共通した指針とするものです。
計画の中間評価
計画では、計画期間の前半期である5年間が経過した2019年度に中間評価を実施することを明記していることから、以下のとおり中間評価を実施しました。
計画の進捗状況
計画において対象とするバイオマス及び各基本施策に関する指標の進捗状況は、次のとおりです。