正解は…

かけそばやかけうどんを食べる際、汁(つゆ)を半分残すと、口に入る食塩量は約7割程度に抑えられるそうです。(減塩コラム(1)を参照)
そばの汁(そばつゆ)を半分残すだけで、1.9gの減塩になると考えられます。
【食育まめ知識】「年越しそば」とは?
そばの麺が細く長いことから「寿命や家運が長くのびること」、麺が切れやすいことから「旧年の悪縁や厄災を断ち切って新しい年に持ち越さないこと」等の願いを込め、大晦日に食べられています。食べる際の温度や具材などに決まりはなく、一般的に新年を迎える前に食べ終えます。
令和7年も残りわずかになりました。大晦日に年越しそばを食べ、良いお年をお迎えください。
減塩コラム「味付けを薄くしなくても減塩はできる」
(1)「汁(つゆ)を残す勇気」をもつ
減塩するには、あれもこれも薄味にしなければならないと思うかもしれませんが、実は味付けを薄くしなくても減塩効果を得る方法があります。それは「濃い味付けのものは食べる量を少量にする」こと。
結果的に口に入る食塩量が減るならば、「料理を食べる量はそのままで、味付けを薄くする」または「料理の味付けはそのままで、食べる量を減らす」のどちらを選んでも良いのです。
麺類の汁(つゆ)の味付けが薄くなりすぎると、満足感も薄まってしまいます。「美味しく食べた」を実感して無理のない減塩を継続するためには、まずはつゆや汁の半分以上を残す習慣を身につけ、しだいに味付けを薄くしていくことをおすすめします。
下図では、かけそばを例にそばの汁(そばつゆ)を残した量による減塩効果を表しています。

温かい麺を食べる際は、麺に汁(つゆ)の塩分がしみ込んでいたり、麺にからんだ汁(つゆ)が直接口に入ったりするため、汁(つゆ)を全部残しても、そばつゆ由来の食塩は約4割が口に入ってしまうようです。
手間をかけて美味しい汁(つゆ)を作ってくれた人には申し訳ない気がしますが、あなたの健康を守ることの方が大切です。その一口によって取りすぎた食塩が健康を害する可能性を考え、「汁(つゆ)を残す勇気」をもって麺料理に臨んでください。
(2)男女とも食塩をとりすぎている群馬県民
1日にとっている食塩量は、日本人の平均値が9.8gに対し、群馬県民の平均値が10.5g(成人男性11.0g、成人女性9.9g)ですので、群馬県民は全国平均よりも食塩をとる量が多いといえます。
国が示す1日の食塩摂取目標量と比較すると群馬県民の食塩摂取量はは男女とも約3.5g多く、1.5倍も多くとっています。
(補足)群馬県「令和3・4年度県民健康・栄養調査」結果、厚生労働省「令和5年度国民健康・栄養調査」結果より

まずは、毎日の食事から食塩を1g減らすことから、減塩活動を始めてみましょう!
渋川市ヘルスメイト自慢の「減塩レシピ」
料理掲載サイト「クックパッド」に《渋川市の公式キッチン》を開設し、幅広い人を対象とした健康レシピを掲載しています。
《渋川市の公式キッチン》で公開しているレシピの中から、ヘルスメイト(正式名称:渋川市食生活改善推進員連絡協議会)が各種健康料理教室で使用した、美味しく減塩できるレシピを紹介します。

一般的な筑前煮に比べて食塩量を2~3割程度減らしていますが、濃いめに煮出しただし汁のうま味とゴマ油の香りとコクを活かせば、調味料を減らしても満足できる煮物が仕上がります。
軽塩(食塩量を少なめにすること)だからこそできる、素材の滋味を楽しんでください。
【1人分あたり食塩相当量:1.2g】
(1日の食塩摂取目標量:成人男性7.5g未満、成人女性6.5g未満)
上記「筑前煮」のレシピはこちら→https://cookpad.com/jp/recipes/18398584
渋川市ヘルスメイトのご紹介
ヘルスメイト(正式名称:食生活改善推進員連絡協議会)は、「私達の健康は、私達の手で」をスローガンに、地域の人たちと一緒に“食”を中心とした健康づくり活動をすすめている全国的なボランティア団体です。
地域における健康料理教室の開催、市の保健事業やイベントへの協力などを通じ、生涯に渡る食育の推進と市民の健康づくりを応援する活動を行っています。

活動の詳細はこちら→https://www.city.shibukawa.lg.jp/kenkou/000081/000084/p000328.html







