空き家問題Q&A 質問集
Q1 空き家はなぜ問題なのですか。
A1(回答)
適正に管理が行われていない空き家は「安全性の低下」「公衆衛生の悪化」「景観の阻害」等、地域住民の生活環境に深刻な影響を及ぼし、社会問題となっています。このまま適正に管理されない状態が続くと、所有者以外の方に思わぬ損害を与えてしまうおそれがあります。空き家は個人の財産であり、所有者や相続人が賠償責任を負う可能性があります。
Q2 何もしないで放置するとどうなりますか。
A2(回答)
保安上危険、衛生上有害、周辺の生活環境保全に影響を及ぼす空き家に対して、市が「特定空家等」に認定した場合、指導等を受けることになります。
自宅から近くても遠くても、近隣・自治会の方に管理者の連絡先を伝えておきましょう。
Q3 実家が空き家です。どうしたらよいでしょうか。
A3(回答)
方法はいろいろありますが参考にしてください。
家族の思い入れがあるから、そのままにしておきたい。
適正管理が必要です。自らできない場合は、管理を業者に委託する方法もあります。
市と協定を締結した「渋川市シルバー人材センター」では、空き家の目視点検等の管理サービスや剪定・除草作業を所有者との契約により行っていますので、直接お問い合わせください。
問い合わせ先 渋川市シルバー人材センター (電話 0279-22-4688)
詳細ホームページ https://webc.sjc.ne.jp/shibukawa/job2_7(外部リンクとなります)
解体したい。
解体費用の見積もりを取る際、複数社依頼すると比較検討ができます。
なお、市では空き家解体、リフォームの補助制度があり、工事費の一部を補助しますが、事前申込で市内業者に限ります。
売却または賃貸したい。
不動産業者への相談や、市でも空き家の売買貸借の情報提供をしています。
(補足)空き家バンクに登録すると専用サイトで全国的に情報発信できます。
(補足)市と協定を締結している宅建業者へ情報を提供し、取引を促します。
また、空き家を賃貸や売買する目的でも、市の空き家リフォーム補助を利用できます。
家財道具を片付けたい。
思い出がある物が多く片付けが進まない、どこに捨てるか分からない…等で困っている時は、市の許可を得た一般廃棄物収集運搬業者に相談してみましょう。
また家族の意見を尊重し、時間をかけて整理を進めることも大切です。また、空き家バンクに登録いただけますと、家財道具片付けに補助があります。
仏壇・神棚等についてはお寺や神社に相談してみましょう。
相続など具体的にどうしたらいいかわからない、迷っている。
登記や相続等については、専門家(司法書士・行政書士等)に相談しましょう。
市では毎月第二水曜に無料相談を行っており、宅地建物取引士が応じます。
Q4 将来、空き家になりそうな実家があります。今からできることはありますか。
A4(回答)
実家の将来について家族や親族と話し合い、きっかけを作っておきましょう。所有する不動産の状態や権利関係・名義を確認したり、将来この家をどうしてほしいかなど希望を聞いたり、物の整理から始めるのもおすすめです。
空き家の問題は所有者だけでなく家族、地域、関係団体の関わりによって進めていくことが大切です。