鉄鋼スラグを含む砕石の使用状況
渋川スカイランドパーク第2第6駐車場補修工事に際し、路盤材として使用されていた鉄鋼スラグを含む砕石に基準値を超える「六価クロム」及び「フッ素」が含まれていることが分かりました。このため、市がこれまでに行った工事箇所を調査したところ、市内の全38か所で鉄鋼スラグを含む砕石の使用が確認されました。その後、新たな情報を基に再調査を行った結果、17か所で鉄鋼スラグを含む砕石の使用が確認されました。
この計55か所において、鉄鋼スラグを含む砕石とその下の土壌を分析したところ、基準値を超過する箇所がありました。
また、スラグ砕石出荷業者に対し聞き取り調査を行った結果、新たに17工事で鉄鋼スラグを含む砕石の使用が確認されましたが、環境基準に対する品質規格証明書により基準値以内であることが確認されています。
今後、市民の健康及び周辺環境への影響を十分に考慮しながら、県の指導に基づく適切な対応を実施していきます。
土壌汚染対策法における基準値
土壌汚染対策法では、人が、土壌から汚染物質が溶け出した地下水等を飲用する場合を想定した「溶出量基準値」と汚染土壌を口などから直接摂取する場合を想定した「含有量基準値」が定められています。
土壌汚染物質の有害性に関する情報
健康への影響について
市が供給する上水道は、水質を検査し、基準値を超過する物質を含んでいないことを確認したうえで供給しています。これまでに、鉄鋼スラグを含む砕石の影響と考えられる基準値の超過はありませんので、上水道の飲用による健康への影響はありません。
地表に露出した状態のスラグ砕石を直接食べたり、飲み込む可能性は低く、健康への影響は極めて低いと考えられますが、不要な立ち入りは避けてください。