「育てよう!縄文の森プロジェクト」学校参加型
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「育てよう!縄文の森プロジェクト」学校参加型
学校参加型は、市内5校の小学校が学校単位で参加しています。
どんぐりの育成を行う「植樹プログラム」はもちろんのこと、どんぐりと縄文時代の道具を使った体験や縄文時代に関する学びを提供する「体験活用プログラム」を実施します。
それぞれの学校が持つ立地を含めた植生環境など、学校ごとの特色を活かした多様な関わり方をしています。
その取り組みをご報告します。
渋川市立渋川西小学校
渋川市立渋川西小学校では、1年生と2年生の児童が主体となってプロジェクトに参加しています。
校庭には、トチノキ、ヤマグリ、コナラの木があり、休み時間などを利用してそれらのどんぐりを採集してくれました。
「育てよう!縄文の森プロジェクト」の事前授業
日時:令和7年10月23日(木曜日)4校時
場所:渋川西小学校
プロジェクトを始めるにあたり、このプロジェクトでどうしてどんぐりを育てるのか、どんぐりってどんなものなのかといった内容の授業を行いました。
どんぐりの種類の多さにびっくりしたり、縄文時代とどんぐりの関係について、ちょっと難しいお話しでしたが真剣な表情で聞いてくれました。
どんぐり採集
日時:令和7年10月31日(金曜日)
場所:赤城自然園
育成するためのどんぐりを採集するために、生活科の時間を利用して赤城自然園にいきました。
赤城自然園では、普段は入れないエリアを特別に開放していただき、ミズナラ、コナラ、クヌギ、クルミ、トチノミなどのどんぐりを採集することができました。
たくさんのどんぐりと出会うことができ、子どもたちも楽しそうに採集していました。

赤城自然園入口での施設長の挨拶に真剣に耳を傾けていました。

入園前の説明の様子

赤城自然園内でのどんぐり採集の様子
たくさんのどんぐりを採集できました。

赤城自然園内でのどんぐり採集の様子
どんぐり植え
日時:令和7年11月6日(木曜日)2校時
場所:渋川市立渋川西小学校

プランターにみんなで協力して土を入れています。

グループに分かれてどんぐりを植えています。
どんぐりの数を数えてバランスよく植えることができました。

トチノミは少し深く植えます。

最後に、腐葉土をかぶせて完了です。
腐葉土は冬を迎えるどんぐりの布団になります。
来年の春には元気な芽が出てくれると思います。
渋川市立金島小学校
渋川市立金島小学校では、4年生が主体となってプロジェクトに参加しています。
金島小学校の校庭には「冒険の丘」と呼ばれるどんぐりのなる木がたくさん生えている場所があり、そこではコナラ、スダジイ、シラカシ、トチノミなどが採集できます。
児童たちは、休み時間や生活の授業時間を使ってたくさんのどんぐりを採集しました。
「育てよう!縄文の森プロジェクト」事前授業
日時:令和7年9月25日(木曜日)5・6校時
場所:金島小学校
金島小学校では、校庭でどんぐりを採集するため少し早めに事前授業を行いました。どんぐりの種類がたくさんあることや食べることができることに興味津々の様子でした。
どんぐり植え
日時:令和7年10月31日(金曜日)5・6校時
場所:金島小学校

どんぐり植えについての説明

プランターに土を入れている様子

どんぐりを植える深さや置く向きを説明しています。

どんぐりの数を数えてバランスよく配置しています。

みんなで協力してどんぐりを植えています。

最後に腐葉土を被せています。
これで冬場の防寒対策はバッチリです。
来年の春には元気な芽が出てくれるでしょう。
どんぐり殻割り
日時:令和7年10月31日(金曜日)5・6校時
場所:金島小学校

コナラのどんぐりを割るための道具の説明
職員が手作りした、たたき石と凹み石を使ってどんぐりを割ります。

早速作業を開始しました。どのくらいの力で叩けばどんぐりが
割れるのかを探りながらの作業です。最初は力を入れすぎてど
んぐりが粉々になってしまっていましたが、だんだんとコツを
つかんでいきました。

手慣れた様子で、割れた殻から中身をとりだしていました。
頑張って中身を取り出したコナラのどんぐりは、アクを抜くため
に水につけた後、みんなで試食してみる予定です。
渋川市立中郷小学校
渋川市立中郷小学校では、2年生が主体となってプロジェクトに参加しています。
校庭にはどんぐりのなる木がないため、近隣の雙林寺のご住職に協力いただき、境内で採集させていただきました。また、メープルヴィレッジ隣接の林でコナラとクヌギ、ヤマグリを採集しました。
「育てよう!縄文の森プロジェクト」事前授業
日時:令和7年10月27日(月曜日)2校時
場所:中郷小学校
事前授業は、「育てよう!縄文の森プロジェクト」の内容についてお話しをしました。
どんぐりってどんな種類があるのか、どうしてどんぐりを育てるのかといった内容をわかりやすく話しました。
また、実物のどんぐりを種類ごとに分けてもらうなど、実際のどんぐりに触れながらその違いを観察しました。

どんぐりを種類に分けている様子
冊子を見ながら、どんぐりの形や大きさの違いを観察しています。

すべてのどんぐりが種類ごとに分けられました。
たくさん種類があることに驚いていました。
どんぐり採集
日時:令和7年10月27日(月曜日)3・4校時
場所:雙林寺・メープルヴィレッジ
どんぐり採集は、学校からバスを使って移動しました。
雙林寺では、コナラとヤマグリを採集することができました。その後、メープルヴィレッジに隣接する林に移動してコナラ、クヌギ、ヤマグリのどんぐりを採集しました。
メープルヴィレッジのコナラは、発根しているものあり、どんぐりが生きていることを実感することができました。

雙林寺でのどんぐり採集の様子

メープルヴィレッジに隣接する林でのどんぐり採集の様子
コナラとクヌギのどんぐりをたくさん採集することができました。
採集したどんぐりは、植えつける日まで、文化財保護課で預かり
ます。発根しているどんぐりもたくさんあるので、元気などんぐ
りを選んで植えたいと思います。
どんぐり植え
日時:令和7年11月7日(金曜日)5校時
場所:中郷小学校
今日は風が強かったですが、天候に恵まれて校庭でどんぐり植えができました。

どんぐり植えの様子
グループに分かれてどんぐりをプランターに植えています。

職員の話を聞きながら、バランスよくどんぐりを配置して植えて
いきます。

どんぐり植えの様子
来年の春には元気に芽を出してくれると思います。
渋川市立三原田小学校
渋川市立三原田小学校では、2年生の児童がプロジェクトに参加しています。
三原田小学校は、国指定史跡瀧沢石器時代遺跡が学校区内に所在しています。学校から瀧沢石器時代遺跡までは直線距離で500mと大変近く、場所を知っている児童たちもたくさんいました。
現在は空き地のようになっていますが、そこが縄文時代の大事な遺跡が保存してあることを伝えるとすごく驚いていました。
瀧沢石器時代遺跡が、近くに住む子どもたちにとって誇れる遺跡になるように整備していきたいと思います。
「育てよう!縄文の森プロジェクト」事前授業
日時:令和7年10月29日(水曜日)2・3校時
場所:三原田小学校

事前授業でのどんぐりの種類分けの様子
どんぐりを観察して、みんなで相談しながら分類していました。

校舎前の花壇周辺でのどんぐり植えの様子
グループに分かれて協力してプランターに土を入れています。

どんぐり植えの様子

どんぐり植えの様子
一つ一つ丁寧にどんぐりを植えています。

プランターに立派な看板を作ってもらえました。
元気に芽を出してくれると思います。
渋川市立津久田小学校
津久田小学校では、5年生が主体となってプロジェクトに参加しています。
津久田小学校では、群馬県指定天然記念物の「ヒメギフチョウ」の環境整備事業の一環で、生息域であるモロコシ山からミズナラのどんぐりを採集して育成し、植樹する活動を長年にわたって行っています。
「育てよう!縄文の森プロジェクト」でも、これまで培ってきたどんぐり育成のノウハウを活かしてもらえると思います。
どんぐり採集
日時:令和7年10月24日(金曜日)
場所:渋川市赤城町北赤城山地内モロコシ山付近
ヒメギフチョウの保護活動のために、モロコシ山へ啓発看板設置と植樹を行いました。
数年後に植樹するためのどんぐり採集もしました。

モロコシ山でのミズナラのどんぐりの採集の様子
どんぐり植え
日時:令和7年11月4日(火曜日)6校時
場所:津久田小学校
モロコシ山で採集したミズナラと校庭で採集したコナラを含めた8種類のどんぐりを植えました。

プランターに土を入れている様子

土を入れたプランターに水をかけている様子
たっぷりの水で赤玉土についた細かい砂を洗い流します。

どんぐりを植えている様子

指で穴をあけて、どんぐりを植えています。

腐葉土をかけてどんぐり植えは完了です。
来年の春には元気な芽が出てくれるでしょう。
参加している市内の5校のどんぐり植えの様子を報告しました。
児童のみなさんには、冬の間もどんぐりの管理を頑張ってもらいます。
来年の春には、元気に芽を出してくれるでしょう!
今後も、「植樹プログラム」だけでなく、「体験活用プログラム」の実施の様子も報告していきますので、楽しみにお待ちください。






