渋川市内バス路線において自動運転化に向けた実証運行を行いました。(令和5年度)
渋川市は、令和5年度中、群馬県及び関越交通(株)とコンソーシアムを組織し、国土交通省所管の地域公共交通確保維持改善事業費補助金を活用して、路線バスの自動運転化に向けた実証運行を、以下の内容にて実施しました。
運行期間
令和6年2月5日(月曜日)から令和6年2月29日(木曜日)
(注意)日曜日は除く
運行ダイヤ
停留所名 | 第1便 | 第2便 | 第3便 | 第4便 | 第5便 | 第6便 | 第7便 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
渋川駅 |
8:40 |
9:50 | 11:20 | 12:40 | 13:50 | 15:10 | 16:30 |
NTT前 | 8:42 | 9:52 | 11:22 | 12:42 | 13:52 | 15:12 | 16:32 |
市役所入口 | 8:44 | 9:54 | 11:24 | 12:44 | 13:54 | 15:14 | 16:34 |
女子高入口 | 8:46 | 9:56 | 11:26 | 12:46 | 13:56 | 15:16 | 16:36 |
女子高前 | 8:49 | 9:59 | 11:29 | 12:49 | 13:59 | 15:19 | 16:39 |
川原町 | 8:51 | 10:01 | 11:31 | 12:51 | 14:01 | 15:21 | 16:41 |
渋川四ツ角西 | 8:53 | 10:03 | 11:33 | 12:53 | 14:03 | 15:23 | 16:43 |
渋川四ツ角 | 8:55 | 10:05 | 11:35 | 12:55 | 14:05 | 15:25 | 16:45 |
渋川新町 | 8:57 | 10:07 | 11:37 | 12:57 | 14:07 | 15:27 | 16:47 |
渋川駅 | 9:00 | 10:10 | 11:40 | 13:00 | 14:10 | 15:30 | 16:50 |
(補足)自動運転専用の臨時ダイヤです。(現在は走行しておりません)
交通事情やシステム及び機器の調整が発生した場合は、減便を行う前提での走行でした。
また、天候や道路状況に応じて、手動運転に切り替えて走行を行いました。
運行ルート
渋川市内循環ルート(渋川駅→市道駅前通り線→県道渋川東吾妻線→新町五差路→渋川駅)
(補足)渋川駅でのバスの乗降場は、「1番」
乗車対象者
どなたでも(予約不要)
運賃
全バス停どこでも180円(運行ルートを1周すると240円)
実証概要
路線バスやタクシー運転手の人手不足が、全国的に問題になっています。
この解決策として期待される自動運転技術の確立のため、令和3年実証の成果を発展させ、将来的な自動運転レベル4による市内での運行を目標として、市内中心市街地を循環するルートで、路線バスの自動運転化に向けた実証運行を行いました。
自動運転レベル
レベル2
(補足)運転席にドライバーが乗車し、手動介入に備えました。
実証運行による検証事項
1.定期運行可能な自動運転バス改修・検証
令和3年実証実験時のバス架装に対して、自動運転用設備を増設し、より高度な自動運転を検証しました。
2.実運用可能な巡航速度と乗り心地向上
以前の20km/hから35km/hに最高巡航速度を上げての走行を検証しました。
また、揺れの軽減による、より良い乗り心地を検証しました。
3.バス事業効率化に向けた技術検証
車内カメラによる、ダイヤ効率化のための利用データ取得や、無人化を見据えた安全確保等、各種技術を検証しました。
4.設備の自動運転以外への活用検証
バス車外の安全を道路側から確認するシステムについて、通常時の街中の見回りなど、多分野での活用を検証しました。
5.その他
自動運転バスの運行に併せて、国土交通省と連携し、道路に設置したセンサ等から自動運転車両への情報提供に関する効果検証を目的とした路車協調実証実験も同時に行いました。
実証運行の体制
コンソーシアム構成員
- 渋川市
- 関越交通(株)
- 群馬県
業務委託・外注先
- 日本モビリティ(株)
- (一社)ICTまちづくり共通プラットフォーム推進機構
- 日本電気(株)
- (株)トランザクション・メディア・ネットワークス