徳冨蘆花記念文学館

お知らせ
休館日について
徳冨蘆花記念文学館は、令和6年4月1日(月曜日)から、毎週金曜日が休館日となります。
また、年末年始は12月29日から翌1月3日までが休館日となります。
10月の文学館2
文学館の庭園のもみじが色づいてきました。苔の緑ともみじの色が映えて綺麗です。
お越しの際はぜひご覧ください。

(庭園前)

(記念館前)

(終焉の間から見える景色)
(令和8年10月28日撮影)
蘆花先生の短編集「自然に対する五分時」の中から「相模灘の落日」を紹介します。
日が沈んでゆく景色を美しい文章で描いています。
相模灘の落日
秋冬風全く凪ぎ、天に一片の雲なき夕、立つて伊豆の山に落つる日を望むに、世に斯る平和のまた多かる可しとも思はれず。
日の山に落ちかゝりてより、其全く沈み終るまで三分時を要す。
初め日の西に傾くや、富士を初め相豆の連山、煙の如く薄し。日は所謂白日、白光爛々として眩しきに、山も眼を細ふせるにや。
日更に傾くや、富士を初め相豆の連山次第に紫になるなり。
日更に傾くや、富士を初め相豆の連山紫の肌に金煙を帯ぶ。
此時濱に立つて望めば、落日海に流れて、吾足下に到り、海上の船は皆金光を放ち、逗子の濱一帯、山と云はず、砂と云はず、家と云はず、松と云はず、人と云はず、轉(まろ)がりたる生簀の籠も、落ち散りたる藁屑も、赫焉として燃へざるはなし。
斯る凪の夕に、落日を見るの身は、恰も大聖の臨終に侍するの感あり。莊嚴の極、平和の至、凡夫も靈光に包まれて、肉融け、靈獨り端然として永遠(イタルニテー)の濱に彳(たゝづ)むを覺ふ。
物あり。融然として心に浸む。喜と云はむは過ぎ、哀と云はむは未だ及ばず。
已にして日愈〃落ちて伊豆の山にかゝるや、相豆の山忽ちにして印度藍色(いんぢごお)に變ず。唯富士の嶺舊に仍て紫上更に金光を帯ぶるのみ。
伊豆の山已に落日を銜み初めぬ。日一分を落つれば、海に浮べる落日の影一里を退く。日は迫らず、寸又分、別れ行く世をば顧み勝に悠々として落ち行く。
已にして殘一分となるや、急に落ちて眉となり、眉切れて線となり、線瘦せて點となり、――忽ちにして無矣。
眼を上ぐれば、世界に日なし。光消へて、海も山も蒼然として憂ふ。
日は入りぬ。然も餘光の忽ち箭の如く上射し、西空金よりも黄なるを見ずや。偉人の沒後實に斯くの如し。
日の落ちたる後は、富士も程なく蒼ざめ、やがて西空の金は朱となり、燻りたる樺となり、上りては濃き孛藍色となり、日の遺孽(わすれがたみ)とも思ふ明星の次第に暮れ行く相模灘の上に眼を開きて、明日の出日を約するが如きを見るなり。
10月の文学館1
文学館のもみじが色づいてきました。
もうすぐ紅葉のシーズンですね。


(令和8年10月18日撮影)
9月の文学館2
文学館前の庭園に彼岸花が咲き始めました。昨年はほとんど咲かなかったのですが、今年はたくさん咲きだしてくれました。
お越しの際はぜひご覧ください。

(令和8年9月22日撮影)
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施設の概要
小説「不如帰(ほととぎす)」で有名な明治の文豪、徳冨蘆花は自然豊かな伊香保を気に入り、何度も足を運びました。徳冨蘆花記念文学館では、蘆花が定宿としていた旅館の離れを移築・復元し、記念館として公開しています。
ほかに、当時の「写真や書簡、遺品、文学作品など蘆花に関する様々な資料を揃えた展示館もあり、豊富な展示資料からは蘆花の生い立ちや、時代背景についても触れることができます。
利用案内
開館時間
- 8時30分から17時00分(入館は16時30分まで)
観覧料
- 一般大人350円、小中高校生200円
団体(20名以上)大人300円、小中高校生150円
ただし、障がい者手帳等をお持ちの方と付き添いの方1名まで無料です。
休館日
- 毎週金曜日
- 12月29日から翌1月3日まで
写真紹介

常設展示室

記念館玄関

蘆花終えんの部屋
イベント情報
企画展
錦絵展
- 日程:令和8年5月5日(火曜日)から6月25日(木曜日)まで
浮世絵展
- 日程:令和8年7月5日(日曜日)から8月27日(木曜日)まで
夢見る女性誌展
- 日程:令和8年9月5日(土曜日)から10月29日(木曜日)まで
紙芝居展
- 日程:令和8年11月5日(木曜日)から12月24日(木曜日)まで
絵双六と絵はがき展
- 日程:令和9年1月4日(月曜日)から2月25日(木曜日)まで
渋川の碑めぐり展
- 日程:令和9年3月6日(木曜日)から4月29日(木曜日)まで
追悼お茶会
蘆花を偲び、月命日に「静翠会」による追悼茶会を開催します。
日程
- 令和8年5月17日(日曜日)10時から15時まで
- 令和8年1月17日(日曜日)10時から15時まで
金額
- お一人さま500円
アクセス
バス
「伊香保バスターミナル」下車徒歩10分[該当バス路線は下のとおり]
- 渋川駅~伊香保温泉線(関越交通バス)
- 伊香保~榛名湖線(群馬バス)
「伊香保案内所」下車徒歩3分[該当バス路線は下のとおり]
- 渋川駅~水沢経由伊香保線(群馬バス)
- 伊香保~高崎線(群馬バス)
- 水沢シャトルバス(群馬バス)
「伊香保石段街」下車徒歩3分[該当バス路線は下のとおり]
- 渋川駅~伊香保温泉線(関越交通バス)
- 東京・新宿~伊香保・草津温泉線(JRバス)
経路検索にはGunMaaSが便利です
目的地までの路線バスや鉄道の経路検索に、スマートフォン専用サービス「GunMaaS」をご活用ください。
GunMaaS(https://lp.g3m.jp/)
お問い合わせ先
徳冨蘆花記念文学館
所在地 群馬県渋川市伊香保町伊香保614番地8
電話番号 0279-72-2237
ファクス番号 0279-72-2237(電話番号と共通)






