市のPFAS対応策について
市は、令和3年度から水質検査計画の項目にPFOS及びPFOAを加え、市内の全水源での検査を実施しています。行幸田の一部、有馬、八木原及び半田の一部地区に給水をしている有馬配水池の水源である4井戸からPFASが検出されている状況を受けて、令和7年3月から、水質検査箇所をこれまでの5カ所から10カ所に増やしました。
また、令和7年4月からはさらに10カ所を追加して合計20カ所のモニタリングを実施することでPFASの監視を強化しました。現在は、給水区域を縮小したことにより、15カ所で水質検査を実施しています。
該当する給水区域は下図をご覧ください。
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(補足)令和7年5月9日に半田地区の一部地域、11月21日に行幸田・有馬地区の一部地域の給水を、隣接する渋川低区配水区域からの給水に切り替えました。
(補足)ご自宅に近い検査場所を知りたい場合は、渋川市上下水道局総務経営課(TEL:0279-22-2504)までお問い合わせください。
有馬配水池給水区域の水質改善に向けた取り組み
有馬配水池給水区域は、令和7年4月現在で4カ所の井戸(うち令和7年11月に1カ所停止)を水源としていますが、配水量に大きな余裕がないため、井戸を停止するには、必要配水量をまかなう水源が不足している状況です。
この状況を踏まえ、以下の取り組みを実施します。
モニタリングの強化
令和7年2月までは1カ所、令和7年3月には6カ所だった給水栓の検査箇所を、令和7年4月から15カ所に増やし、監視を強化しています。
(補足)半田こども園、渋川市消防団第8分団、坂東橋緑地公園(南エリア)、新井住民センターの4か所を含む一部地域は、5月9日に配水系統の切替を行い、有馬配水区域から低区配水区域に変更になりました。これに伴い、令和7年5月の検査からは渋川低区配水区域の水となったため、現在は11カ所で水質検査を実施しています。
(補足)南部学校給食共同調理場を含む一部地域は、11月21日に配水系統の切替を行い、有馬配水区域から低区配水区域に変更になりました。現在は経過観察で検査を行っており、継続してPFASが検出されないかを確認しています。
検査箇所15カ所
(1)水道施設4カ所
渋川8号井、12号井、13号井、有馬堂山送水ポンプ場
(2)給水栓(学校等教育関連施設、公園等市有施設、自治会施設)11カ所
南部学校給食共同調理場、古巻小学校、古巻中学校、第四保育所、有馬野球場、行幸田住宅団地公園、有馬児童公園、八木原児童公園、半田みなみはら公園、有馬西部住民センター、半田新屋敷前川原住民センター
応急的な対策
(1)給水区域の縮小
- 半田地区の一部地域の給水を、隣接する渋川低区配水区域からの給水に切り替えました。これにより、区域全体の給水量を下げ、PFASが検出されている井戸からの取水を抑えるとともに、給水区域を縮小しました。(令和7年5月9日完了)
- 有馬及び行幸田地区の一部地域の給水を、接続管の布設により渋川低区配水区域からの給水に切り替えました。これにより、さらに取水の抑制と給水区域を縮小しました。(令和7年11月21日完了)
(2)仮設管による有馬配水池への送水
渋川大野配水池から有馬配水池へ送水する送水管仮設工事が完了し、令和7年11月18日から送水を開始しました。
この工事により、PFASの検出値が高い渋川9号井の取水を停止しました。
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代替水源の検討
8月末に完成した水質改善の基本計画の中で、代替水源を含む抜本的な対応策の検討を行いました。
現在、水源の切り替えに向けて計画を進めています。








