風しん(麻しん風しん)予防接種の一部助成の実施について
平成25年度は風しんが大流行し、先天性風しん症候群で生まれた赤ちゃんも過去最多となりました。市では、妊婦の感染予防と赤ちゃんの先天性風しん症候群の発生予防のため、接種を希望する人に、風しんワクチンまたは麻しん風しん混合ワクチンの一部助成を平成25年度から引き続き行います。
平成2年4月1日以前に生まれた女性は、定期予防接種として風しんワクチンを1回接種していると思われますが、現在は社会での感染機会が少なく、追加免疫効果があまり期待できないため、免疫が低下している場合があります。また、35歳以上の男性は、風しんワクチンを定期予防接種として受ける機会がありませんでした。妊娠を希望・予定している女性やその夫、現在妊娠している女性の夫は、予防接種を受けて風しんを予防しましょう。
風しんと先天性風しん症候群
風しんの主な症状は、発しんや発熱、リンパ節の腫れなど、多くは軽く済みますが、血小板減少性紫斑病や脳炎など重症になる場合もあります。
免疫のない女性が妊娠初期に風しんにかかると、胎児が風しんウイルスに感染して、生まれてくる赤ちゃんに難聴や心疾患、白内障などの先天性風しん症候群が起こる可能性があります。
風しん予防接種費用の助成
対象者
接種当日渋川市に住民登録がある平成2年4月1日以前に生まれた人で、妊娠を予定・希望している女性及びその夫(内縁の夫及びパートナーを含む)、または現在妊娠している女性の夫(内縁の夫及びパートナーを含む
(補足1)抗体検査を受け、予防接種が必要ないと判断された場合は対象から外れます。
(補足2)抗体検査は必須ではありません。受けている場合のみ、結果を参照してください。
助成額
- 風しん単独ワクチン3,000円
- 麻しん風しん混合ワクチン5,000円
(補足)市民税非課税世帯及び生活保護受給者は、風しん(麻しん風しん混合)予防接種費用の全額を助成します。
助成方法
指定医療機関で接種を受ける場合
- 事前に指定医療機関に電話連絡(予約)した後、指定医療機関で予防接種の費用助成の申請を行います。
- 指定医療機関に備え付けてある予診票で予防接種を受けます。
- 個人負担金を指定医療機関に支払います。
- 風しん単独ワクチンを受けた場合の個人負担金: 3,500円前後
- 麻しん風しん混合ワクチンを受けた場合の個人負担金 :6,000円前後
(補足)上記の額は目安です。個人負担金は医療機関ごとに異なります。
(補足)対象者が市民税非課税世帯及び生活保護世帯に属する人の場合
- 事前に渋川市保健センターに申請し、個人負担金免除確認書の交付を受けます。
- 事前に指定医療機関に電話連絡(予約)した後、指定医療機関に個人負担金免除確認書を持参し、予防接種の費用助成の申請を行います。
- 指定医療機関に備え付けてある予診票で予防接種を受けます。
- 個人負担金は免除(無料)となります。
指定医療機関以外の医療機関(市外等)で受ける場合
かかりつけ医が市外にいるなど、指定医療機関以外での接種を希望される場合は、渋川市保健センターにお問い合わせください。なお、補助金の申請には年度末の期限があります。申請は接種日から1カ月以内にお願いします。
申請から補助金支払いは、以下のような流れになります。
- 風しん予防接種を受けたことの分かる領収書、印鑑、通帳等振込先が分かるものをお持ちいただき、渋川市保健センターで申請を行います。
- 申請後、1カ月程度で指定の口座に助成額を振り込みます。
(補足)詳しくは、渋川市保健センターにお問い合わせください。
実施医療機関
令和6年度風しん予防接種実施医療機関一覧(pdf 39 KB)
風しん予防接種における注意事項
風しん予防接種を受けに行く人が指定医療機関に持参する物
- 保険証や免許証など、年齢と渋川市民であることが分かる身分証
- 自己負担金(自己負担金がかかる人)
- 個人負担免除確認書(自己負担金がかからない人)
注意事項
- 妊娠している人は、風しん予防接種を受けることはできません。妊娠を予定・希望している女性が接種した場合、接種後2カ月は妊娠を避ける必要があります。
- 今までに麻しんまたは風しんの片方にかかったことがあっても、他方にはかかっていない場合、または確実にかかったと分からない場合も、麻しん風しん混合ワクチンを接種しても問題はありません。