帯状疱疹予防接種(任意接種)について
- 令和4年10月から帯状疱疹予防接種(任意接種)の一部を公費助成しています。
- 帯状疱疹予防接種(定期接種)についてはこちらのページをご覧ください。
帯状疱疹ワクチンの助成について
対象ワクチンの種類
帯状疱疹ワクチンには2種類あります。接種方法や回数に違いがありますので、医師にご相談ください。
種類 |
乾燥弱毒生水痘ワクチン 「ビケン」(生ワクチン) |
乾燥組み換え帯状疱疹ワクチン 「シングリックス」(不活化ワクチン) |
接種回数 | 1回 |
2回 (2回目接種は1回目から2か月あけて行う) |
接種方法 | 皮下注射 | 筋肉内注射 |
助成対象者
以下の全てに当てはまる方が対象となります。
- 接種当日に渋川市に住民登録のある方
- 接種当日に50歳以上の方
- 過去に帯状疱疹予防接種の費用助成を受けたことのない方
(補足)補助の回数は1人につき、生ワクチン「ビケン」1回又は不活化ワクチン「シングリックス」2回のみの助成となります。
助成額
ワクチン |
乾燥弱毒生水痘ワクチン 「ビケン」(生ワクチン) |
乾燥組み換え帯状疱疹ワクチン 「シングリックス」(不活化ワクチン) |
助成額 | 6,000円/回 | 15,000円/回 |
ただし、接種費用が市が定めた助成額に満たない場合は接種費用を助成します。
接種期間
令和7年4月1日から令和8年3月31日
協力医療機関にて接種する場合
直接医療機関に連絡し、接種を受けてください。(予診票は各医療機関に置いてあります)
医療機関窓口にて各医療機関の接種費用から助成額を引いた金額をお支払いください。
協力医療機関一覧
令和7年度行政措置帯状疱疹予防接種実施医療機関一覧(pdf 73 KB)
協力医療機関以外(他市町村等)にて接種する場合
事前に保健センターにご連絡ください。予診票などの必要書類を送付します。届いた予診票を持参し、接種を受けてください。
また、接種費用については医療機関窓口にて全額お支払いください。その後、申請を行うことにより助成額を上限に助成を行います。
申請期間
令和8年3月31日まで(令和8年3月に接種を行った場合は令和8年4月3日(金曜日)まで)
助成金の申請方法
接種完了後、次の書類を保健センター窓口または郵送にて提出してください。
- 予診票(コピー可)
- 医療機関の領収書(原本)
領収書で接種費用を確認できない場合は明細を添付
- 申請書
事前連絡のあった方に予診票と一緒に送付します
- 本人確認書類の写し
運転免許証、健康保険証、マイナンバーカード等
- 振込先口座番号が分かるものの写し
通帳またはキャッシュカード
ワクチンの効果や安全性、注意点について
ワクチンの効果
いずれのワクチンも、帯状疱疹やその合併症に対する予防効果が認められています。
帯状疱疹に対する効果 | 生ワクチン | 組換えワクチン |
---|---|---|
接種後1年時点 | 6割程度の予防効果 | 9割以上の予防効果 |
接種後5年時点 | 4割程度の予防効果 | 9割程度の予防効果 |
接種後10年時点 | ― | 7割程度の予防効果 |
合併症の一つである、帯状疱疹後神経痛に対するワクチンの効果は、接種後3年時点で、生ワクチンは6割程度、組換えワクチンは9割以上と報告されています。
安全性や副反応
ワクチンを接種後に以下のような副反応がみられることがあります。
頻度は不明ですが、生ワクチンについては、アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎が、組換えワクチンについては、ショック、アナフィラキシーがみられることがあります。
主な副反応の発現割合 | 生ワクチン | 組換えワクチン |
---|---|---|
70%以上 | ― | 疼痛(補足) |
30%以上 | 発赤(補足) | 発赤(補足)、筋肉痛、疲労 |
10%以上 | そう痒感(補足)、熱感(補足)、腫脹(補足)、疼痛(補足)、硬結(補足) | 頭痛、腫脹(補足)、悪寒、発熱、胃腸症状 |
1%以上 | 発疹、倦怠感 | そう痒感(補足)、倦怠感、その他の疼痛 |
(補足)ワクチンを接種した部位の症状について、各社の添付文書より厚生労働省において作成したもの。
接種を受けられない方
以下の方は、接種を受けることができません。
- この予防接種の接種液の成分によってアナフィラキシーを呈したことがある方
- その他、予防接種を行うことが不適当な状態にあると医師が判断する方
また、以下のような場合は接種を受けることができませんので、治ってから受けるようにしてください。
- 発熱している。
- 重篤な急性疾患にかかっている。
生ワクチンの接種を希望される場合、上記に加えて、病気や治療によって、免疫の低下している方は接種できません。
接種に注意が必要な方
以下の方は、接種にあたって注意が必要なので、あらかじめ医師に相談してください。
- 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患等の基礎疾患を有する方
- これまでに、予防接種を受けて2日以内に発熱や全身の発疹などのアレルギー症状があった方
- けいれんを起こしたことがある方
- 免疫不全と診断されている方や、近親者に先天性免疫不全症の方がいる方
- 帯状疱疹ワクチン(生ワクチン、組換えワクチン)の成分に対してアレルギーを起こすおそれのある方
- 生ワクチンの接種を希望される場合、輸血やガンマグロブリンの注射を受けた方は治療後3か月以上、大量ガンマグロブリン療法を受けた方は治療後6か月以上置いて接種してください。
- 組換えワクチンの接種を希望される場合、血小板減少症や凝固障害を有する方、抗凝固療法を実施されている方は注意が必要です。