中山間地域等直接支払制度について
制度の目的
耕作放棄地の増加等により多面的機能の低下が特に懸念されている中山間地域等において、多面的機能の維持・増進を一層図るため、自立的かつ継続的な農業生産活動等の体制整備に向けた前向きな取り組み等に対する支援を行います。
制度の仕組み
対象となる農地は、農振農用地内で生産条件の不利な1ヘクタール以上の一団の農地が対象です。平成17年度の制度改正により、集落の将来像を明確化し、5年間の最低限の農業生産活動等を行う協定については、通常単価の8割を交付し、将来に向けた農業生産活動の体制整備の強化を行う協定については、通常単価の交付となります。10アール当たりの交付単価は次のとおりです。また地域農業の発展、維持に資する取り組みを行う場合には、交付単価に所定額が加算されます。
地目 | 区分 | 体制整備単価
(通常) |
基礎単価
(8割) |
---|---|---|---|
田 | 急傾斜 20分の1以上 | 21,000 | 16,800 |
田 | 緩傾斜 100分の1以上 | 8,000 | 6,400 |
畑・樹園地 | 急傾斜 15度以上 | 11,500 | 9,200 |
畑・樹園地 | 緩傾斜 8度以上 | 3,500 | 2,800 |
草地 | 急傾斜 15度以上 | 10,500 | 8,400 |
草地 | 緩傾斜 8度以上 | 3,000 | 2,400 |
草地 | 草地比率の高い草地 | 1,500 | 1,200 |
採草放牧地 | 急傾斜 15度以上 | 1,000 | 800 |
採草放牧地 | 緩傾斜 8度以上 | 300 | 240 |
- 集落協定も個別協定も同じ単価です。
- 小区画・不整形な田と高齢化率・耕作放棄地率の高い農地にあっては、緩傾斜の単価と同額です。
地目 | 区分 | 単価
(10アール当たり) |
---|---|---|
田 | 急傾斜 10分の1以上 | 6,000 |
畑 | 急傾斜 20度以上 | 6,000 |
令和5年度の実施状況
対象集落 | 区分 | 面積
(平方メートル) |
交付額
(円) |
||
---|---|---|---|---|---|
小野上地区3集落 (谷之口、中尾 伊久保程久保)
全体協定者数 59人 |
田 通常(急傾斜) | 94,633 | 1,987,293 | ||
田(超急傾斜) | 32,108 | 192,648 | |||
田(計) | 94,633 | 2,179,891 | |||
畑 通常(緩傾斜) | 104,435 | 365,522 | |||
畑(計) | 104,435 | 365,522 |
- 対象面積と交付額 合計
面積 199,068平方メートル
交付額 2,545,463円
集落協定名
(小野上地区3集落)
谷之口、中尾、伊久保程久保
集落協定の活動内容について
農用地の管理方法
農用地
- 集落協定参加者が協定内容に従って管理する。(谷之口、中尾、伊久保程久保 )
水路・農道等
- 協定参加者全員で泥上げ、草刈りを行う。(谷之口、中尾、伊久保程久保 )
- 集落申し合わせ事項により定期的な除草等の作業を行う。(谷之口、中尾、伊久保程久保 )
集落マスタープランの策定
現況の集落における状況等を踏まえて、耕作放棄地や遊休農地の発生防止に向けて5年間の活動目標、各年度ごとの活動計画を定める。
農業生産活動等として取り組むべき事項
耕作放棄地の防止等の活動
- 農地法面の管理を行う。(伊久保程久保)
- 協定農用地への柵、ネット等の設置等を行う。(谷之口、中尾、伊久保程久保)
水路・農道等
- 水路については、清掃及び草刈りを行う。(谷之口、中尾、伊久保程久保 )
多面的機能増進
- 農地と一体となった周辺林地の下草刈り等を行う。(伊久保程久保)
- 土壌流亡に配慮した営農を行う。(等高線栽培、根の張る植物を畝間に植栽)(谷之口、中尾)
農業生産活動等の体制整備として取り組むべき事項
農用地等保全体制整備
- その他将来に向けた適正な農用地保全。(谷之口、中尾、伊久保程久保)
地域の実情に即した農業生産活動等の継続に向けた活動
- 農業の継続が困難な農用地が発生した場合は、集落ぐるみの共同取組活動により農業生産活動等の維持を図る。(谷之口、中尾、伊久保程久保)
掲載日 平成27年8月29日
更新日 令和6年7月29日
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