避難所における新型コロナウイルスの対応について
新型コロナウイルスの感染予防を想定した避難所運営について説明します
避難所での感染リスクを下げるために
新型コロナウイルス感染症がまん延する状況において災害が発生し、避難所を開設する場合には、感染症対策に万全を期すことが重要となっています。
また、出水期を迎え、豪雨による洪水や台風などが発生しやすい時期になってきます。
災害発生時(発災時)には、多くの避難者が避難所に押し寄せ、密集状態になることも予想され、感染のリスクが極めて高くなる恐れもあります。
本市においても、新型コロナウイルス等の感染拡大を防止するため、受付での検温や問診、十分な換気やスペースの確保等、少しでも感染リスクが軽減されるよう実施して開設しますが、自助としての感染防止対策をできるだけお願いいたします。
避難所への避難が必要かどうかの判断も、感染のリスクを下げるためには大切になります。
自らの命は自らで守る意識を持ち、適切な避難行動をとりましょう。
また、今一度ハザードマップを確認して平時の事前準備及び災害時の対応を考えておきましょう。
在宅避難について
大雨等においても土砂崩れや洪水などの恐れがなく、自宅での安全確保が可能な場合、感染リスクを負ってまで避難所に行く必要はありません。
本当に避難所に行く必要がある方が利用されるよう、ご協力をお願いいたします。
また、安全な親戚・知人宅に避難することも検討し、事前に連絡を取っておくことも有効です。
在宅避難時は、健康管理に留意し、食料・水・生活必需品や常備薬についても1週間程度の備蓄を実施しておきましょう。
避難所にいくときは
手洗い、咳エチケット等の基本的な対策の徹底
避難者や、避難所運営に係わる人は、断水等の影響がない場合、頻繁に手洗いするとともに、咳エチケット等の基本的な感染症対策を徹底しましょう。
避難所の衛生環境の確保
物品等は定期的に、また、目に見える汚れがあるときは、家庭用洗剤を用いて清掃するなど、避難所の衛生環境をできる限り整えましょう。市の備蓄品にも限りがあります。風水害の時、事前に避難する際は、自分の必要なものは自分で持参しましょう。なお、その際、必要なものを持って行けるよう時間に余裕をもって、風雨が激しくなる前に避難を完了させましょう。
避難所に持っていくもの
市の備蓄品に無いものや数に限りもあることから、自分の必要なものは自分で持参することを徹底するようお願いいたします。
- マスク(タオル等)
- アルコール消毒液(ウェットティッシュ等)
- 体温計
- 寝具(毛布等)
- スリッパ
- 最低3日分の食料と飲料水
- 着替え
- 携帯ラジオ
- モバイルバッテリーなど
十分な換気の実施、スペースの確保等
避難所内は十分な換気に努めるとともに、避難者が十分なスペースが確保できるよう留意します。避難者の方々も換気の協力と、避難の本当に必要な方が避難所に行けるよう配慮をお願いいたします。
発熱、咳等の症状が出た方のための専用スペースの確保
避難所へ入室する前には必ず検温と問診を実施します。検温と問診の結果、発熱や風邪症状が認められる場合は、専用スペースや別の避難所へ案内させていただく場合がございます。
発熱、咳等の症状が出た方の専用スペースはできる限り別室にするよう努めますが、避難者の人数や、避難所の構造によっては、テントなどでスペースを確保する場合があります。
症状の出た方の専用スペースやトイレは、一般の避難者とはゾーン、動線を分けますのでご協力ください。