10月18日は「世界メノポーズデー」です
「世界メノポーズデー(World Menopause Day)」について
毎年10月18日は「World Menopause Day (世界メノポーズデー)」です(メノポーズとは、「更年期」、「閉経」のことです)。
平成11年に開催された第9回国際閉経学会において21世紀を目前に高齢化社会の到来を受け、今後更年期(閉経前後の約10年間のこと)の健康に関わる情報を全世界へ提供する日として、「世界メノポーズデー」が定められました。
毎年10月18日には、社会全体の更年期の意識を高めるための取り組みが世界中で行われています。
メノポーズ週間(10/18~10/24)について
日本では、平成19年より一般社団法人日本女性医学学会が中心となって活動を開始し「更年期についての情報を一般の方々に広くお知らせし、女性の健康増進に貢献すること」を目的として10月18日から24日までの1週間を「メノポーズ週間」と定めました。この期間において国内では、更年期女性およびその周囲の方々が更年期の症状や治療・ケアについての正しい知識を得て、専門家への適切なつながりを促すことを目指して様々な取組が行われています。
更年期に起こる身体の変化を理解して更年期以降の人生をより健やかに
女性の心身に起こる変化
閉経とは卵巣の機能がなくなり、月経が永久に停止した状態をいいます。閉経の前後5年間合わせて10年間を更年期と呼び、その時期には女性ホルモン(エストロゲン)が急激に減少します。
女性ホルモンには女性の体と心を守る働きがあり、分泌量が減ることで不快な症状が出やすくなります。また、更年期以降は生活習慣病の発症リスクが次第に高くなっていくとされています。
更年期を健やかに過ごすために
「世界メノポーズデー」や「メノポーズ週間」は、更年期や閉経について学び、理解を深める機会です。更年期以降も健やかに過ごすために、適度な運動・バランスの取れた食事・質の高い睡眠など生活習慣を見つめ直すとともに、定期的な「婦人科検診/健診」を行い、パートナードクターとなる「かかりつけ婦人科医」を持つなど、医療機関を積極的に利用しましょう。
更年期は、「変化のプロセス」です。日々の生活を見直しながら人生の後半を前向きに楽しめるように取り組みましょう。